内容説明
恋愛がうまくいかないのはなぜ?
話しても分かってもらえないときどうする?
誰もが抱える人生の悩みに、30人の哲学者がぴったりの解決方法をお話しします。
何回も挫折したあの哲学がイッキにわかり、悩みも不安もなくして元気に生きられる。
ロングセラー『人生が変わる 哲学の教室』の著者が贈る、人生の熱いメッセージ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カザリ
29
哲学というのは、哲学史として理解している頭脳がないかぎり、好きな思想家をかじるのが一番だと思う。だから網羅的に図式にされているハウツー本は本当に意味がなくて、こちらは、そういう本よりは【疑問を彼に聞いてみよう】形式なので、入りやすい。個人的にサンデル、マルクス、フーコー、ドゥルーズ,ロールズを深めていきたいと思った。私は一番好きなのはソクラテスなんだけど、どっちかというとスレッドとしては、社会・経済の倫理的な在り方というほうが興味が強い。2018/07/21
村越操
13
哲学は元気に生きるためにあると著者は言います。本書は元気に生きることを困難にする日常の悩みに、哲学者の考えを紹介しながら一段上のレベルで解決方法が提示されています。「満足した豚であるよりも、不満足な人間であるほうがよく、満足した愚か者であるより、不満足なソクラテスであるほうがよい」「理想的であるものこそ現実的であり、現実的であるものこそ理想的である」「私の人生は世の中が決めるわけではありません。私自身が決めるのです。だから私たちの人生は、自由な選択に満ちているのです(人間は自由の刑に処せられている)」2014/01/12
Mitz
6
30人の哲学者による人生のQ&A。濃くはないけど、色んな哲学・思想のエッセンスが詰まっている本。例えて言うなら、中学や高校入学時の、部活の紹介オリエンテーションのようなもの。読者は気になった‘部活’に体験入部するなり、正式入部するなりすればいい。今まで哲学を「堅くて難しいもの」と決めつけて敬遠してたけど、うまく関わり、利用できれば、これほど日々の生活、さらには‘自分’に直結できる学問はないかもしれないと思った。また、仕事や国家社会、自然などとの関わり方なども学べるだろう。2011/04/24
manami
5
哲学とは、なんぞやと思い、買いました。なんとなーく、わかったような。わからないような。哲学者といったら、土屋けんじさん、しか読んだこと無かったので、しっかり勉強になった笑マルクスは資本主義の矛盾を解いてて、政治研究家みたい。フロイトは心理学者だと思ってたが、哲学者でもあるのか。哲学って面白い。でも、内容が理解できない文面も多く、お勉強が足りないと思いました。2013/01/15
しゅんぺい(笑)
5
架空に挙げられた日常の悩みに、哲学者の思想を用いて答えていく内容。 哲学の、まさに導入のための本。今の自分にはちょうどよかったように思います。 三〇人も紹介されているので、一人一人の説明の厚みはあまりないですが、その分かなりわかりやすいです。 すぐ読めるし、良い本です。2012/01/07