内容説明
親族の虐待から逃れた主人公に幸せは来るか。
高名な詩人の父が亡くなると、利に敏く目端の利く叔父や、その姉妹たちに虐げられ、財産を奪われてしまった嫩(ふたば)。真面目そうな古賀和夫との結婚で、安アパート住まいながらも平穏な暮らしが始まると思っていたが、生まれや肉体的特徴などに深いコンプレックスを持つ夫とのあいだには、次第に亀裂が生じていく。子どもが生まれ、小さな家を建てることができたものの、お互いの心は離れていく一方で――。
詩人・萩原朔太郎の長女・葉子の実体験から書かれた自伝的小説で、「蕁麻の家」の続編。
感想・レビュー
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