内容説明
本書は、正規性の検定について述べたものである。正規性の検定方式を大別すると、分布の特性値に基づく方式(標本歪度、標本尖度、あるいはこれらの組み合わせ)、分位点に基づく方式(正規Q-Qプロット、Shapiro-Wilk型検定)、適合度に基づく方式(Kolmogorov検定、Cramer-von Mises検定など)がある。本書では、標本歪度および標本尖度に基づく方法を中心に、これらの方法をすべて紹介する。
目次
第1章 正規性の検定への準備
第2章 正規性の検定の基本的枠組み
第3章 様々な正規性の検定
第4章 標本歪度および標本尖度に基づく検定
第5章 検出力比較
第6章 標本歪度と標本尖度の分布の再考
付録A 補遺
付録B 統計解析システムRについて