内容説明
本書は、兄弟本【基礎編】の入門的内容からさらに深く、生命現象に対する数理モデルの数理的意味や、その数学的解析、関連する理論へ踏み込むための基礎を提供することを主旨として執筆されている。内容は、学部の卒業研究や大学院初年度でのゼミナールに活用されるテキストを想定し、兄弟本【基礎編】と同様に、数理生物学に現れる典型的な基本数理モデルを題材として、生物学の概念に係る数理モデル解析において用いられる基本的な数学的概念や手法の解説を提供している。
目次
第1章 出生・死亡過程の数理モデル
第2章 捕食過程の数理モデル
第3章 構造をもつ個体群の数理モデル
第4章 構造を伴う感染症伝染ダイナミクスモデル
第5章 個体群ダイナミクスの格子モデル
付録