内容説明
近隣地域社会の共助を中心にコミュニティの災害対応能力の向上をめざす「コミュニティ防災」が機能するためには,多様な構成メンバー,特に外国出身のコミュニケーションが容易でない人たちへの視点が重要不可欠である.阪神・淡路大震災以降,国内外の被災地でコミュニティラジオ放送を中心に,多言語での情報発信の地道な活動を続けてきた著者が,その豊富な経験をもとに,多様なマイノリティとの共生の方策を提言する.
目次
第1章 多様化した日本におけるコミュニティ防災(コミュニティ防災とは
コミュニティの多様な構成メンバー
コミュニティ防災を促進させる三つの鍵
マイノリティは災害弱者なのか?
インドネシアで学ぶコミュニティ防災)
第2章 阪神・淡路大震災からの気づき―ボランティア元年(住民自治の重要性
震災の救援活動から日常的なまちづくり活動へ
多文化共生をめざす活動の影響)
第3章 気づきを東日本大震災の復興へつなぐ(多言語ネットワークを活用したその後の災害支援活動の展開―阪神・淡路大震災から五年、一〇年、一三年
東日本大震災支援活動―多言語/ラジオ/移民コミュニティを柱として、分断と排除をうまないために
少数者として暮らしている移民の視点への気づきへ)
第4章 コミュニティ防災におけるマイノリティへの視点が示唆するもの(権利としてのアクセシビリティと公共性
マイノリティの中の移民
「人権」について―この章のまとめとして)
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