内容説明
本書は、地球大気の歴史に始まり、地球大気の鉛直構造、南北構造、太陽放射と熱のバランス、雲と降水について概観し、大気力学・熱力学について詳しく解説した。力学・熱力学の章では、連続流体の仮定に始まり、大気力学の基礎方程式系、プリミティブ方程式系、準地衡風方程式を扱った。特に、バランス方程式の導入により、質量保存則、運動量保存則、エネルギー保存則を統一的にまとめた。
目次
地球大気の歴史
地球大気の鉛直構造
太陽放射と熱のバランス
地球大気の南北構造
雲と降水
大気力学・熱力学の基礎
プリミティブ方程式系
循環と渦度
大気中の波動
大気中のエネルギー
連続流体のハミルトニアンシステム
数値予報の原理
大気大循環