内容説明
本書は,著者がこれまでに学んできた経験の中から,これから可換環論を学ぼうとする読者に「可換環論では、ここが勘どころだ!」と思うところを伝えるために書かれている。
目次
第1章 環のかたち
第2章 多項式環について
第3章 Noether環とその構造について
第4章 加群論を展開しよう
第5章 Noether加群とArtin加群について
第6章 Homology代数の基本をつかもう
第7章 正則局所環とSerreの定理について
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オザマチ
8
環論の基礎からスタートして、可換環論のより専門的な話に進んでいく。装丁はまったくの初学者向けに見えるが、解答無しの演習問題が多く、読み進めるには線形代数や群論を身に着けている必要がある。2018/08/15
mft
2
Atiyah-Mcdonald → Bruns-Herzog → Eisenbud と読み進めていくのが標準コースだが1冊目と2冊目の間のギャップに躓かないように補助するための本、とのこと。厚くない本なので割と便利なのかも。▼定理1.80の証明は命題と合っていない2017/09/18