角川書店単行本<br> 共犯者

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角川書店単行本
共犯者

  • 著者名:三羽省吾【著者】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • KADOKAWA(2021/09発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041079676

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内容説明

お前は、誰を守ろうとしてるんだ?

迷走する警察。暴走する世論。壊れゆく家族。
ひとつの殺人事件が、隠された過去の真相を炙り出していく。
その罪は赦されるか。愛と憎しみの衝撃サスペンスミステリー。

岐阜県の山中で顔面を激しく損壊された男性の遺体が発見された。取材に赴いた週刊誌記者の宮治は、警察が何かを隠していると疑う。隣県にはひとつ歳下の弟・夏樹が住んでいた。久々に弟の部屋に立ち寄った宮治は、その言動に不信感を抱く。弟が事件になんらか関わっているのかもしれない。報道の使命を貫くか、家族を守るか、宮治は揺れ動くが……。

カバーイラスト/三部けい

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

163
なぜ取材は止めなければならないのか?そう言われると追いかけたくなるのが記者だよね。とか、思いつつだんだん宮治の身近に迫りくる不安の種を真相を知りたくて・・戸籍は他人。血縁は親子。くぅ、苦しいけどちょっと散漫な感じで今少し気持ちがのめり込めない私。弟の方に肩入れしちゃうし。ただ十三参りの下りは切なくて良かったなぁ。「夜が暗いと嘆く者は、朝が星を消してしまうと嘆く」初めて聞く言葉だがどっちにしても嘆くのねって(汗)2021/12/15

うののささら

93
迷走してばかりの警察と暴走するマスゴミにおどらされ好奇の目にさらされる社会が生んだ犠牲者。日ごろの暮らしぶりに謎が多く通例と異なる殺人事件。無責任なマスゴミは関係者の人権も法律も関係ない。勝手に作った仮説と偏向記事でやりたい放題。やれやれ。子供の頃受けた傷を背負いながら生きた加害者の心は矛盾や混乱、倒錯した本性をもつ。違った対応を家族がしてたら人間性は別のものになってただろう。子供の虐待は一生の問題だな。積み重ねた時間は血のつながりより大切な絆をつくった。なかなかおもしろかったです。2021/11/10

kei302

60
PTSDは完治しない。衝撃的な言葉だった。和貴と夏樹が事件の経緯や気持ちを語り合う場面と十三参りには泣けた。 2021/10/17

papako

44
作者らしいお話でした。楽しめた。2022/05/30

なっち

41
初作家。面白いと感じる瞬間もあったけど、一気にグイグイではなくダラダラと読了。全体的に既視感のある感じ。2021/11/17

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