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内容説明
世界を見る解像度を上げろ!
「宇宙兄弟」「ドラゴン桜」
「マチネの終わりに」
メガヒット編集者が行き着いた、あらゆるクリエイティブに必須の根源的な力
「ぼくらの仮説が世界をつくる」「WE ARE LONELY,BUT NOT ALONE. ~現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ~」に続く、3冊目の著作は、感性よりも表現力よりもたいせつな「観察する」力について。
数多くのトップクリエイターに伴走し、新人漫画家を育成するなかでたどり着いた最重要な能力、それが観察力だ。「仮説→観察→検証」のサイクルを上手にまわせる者だけが、深く対象を理解し、心を動かす作品を残すことができる。
では、観察力とは何か? どうすれば身につくのか。
文学から心理学、仏教、経営まであらゆるジャンルを横断し、3年をかけて思索を深めてきたその「ドミノの1枚目」とは!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ルピナスさん
52
仕事にクリエイティブな要素を織り込みにくくとも、人生全般を豊かなものにするために、私にできる事のヒントを得た気がする。観察は、脳の中にある認知(意識)を変え、同時に認知(意識)は、観察の仕方に大きな影響を与える。バイアスを取り除き未知のことにどれだけワクワクできるか。私と同世代の佐渡島氏。40代は仕事も子育ても本当に忙しいが、「わかる」「する」で時間や隙間を正解を求め埋め尽くすのではない観察を私も意識してみたいし、クリエイティビテぃの塊の娘とは、逆に、データや型の重要性も一緒に考えてみたいと思った。2022/07/18
さばずし2487398
32
ドラゴン桜、宇宙兄弟を編集、プロデュースしてきた作者が観察について考察。人はバイアスをいかに持って接してるかという事だけでなくそれを認識した上で武器にしようというのが面白い。仮説が必要なのは意識してなかったがその時点でバイアスを受け止め認識できるかも。そして大切なのは仮説を幾度も更新させ思考停止にならない事。これらの行為は愛である、は目からウロコである。最後の、個性とは他人との関係性の上で生まれるもの、相手に何か「する」ではなく「いる」事など、たくさん読み直したい箇所があった。後、古典はやはり大事。2023/03/16
江口 浩平@教育委員会
19
【ビジネス書】最近佐渡島さんの感情についての本を読了したことから、本棚にあった本書を読み返してみた。佐渡島さんが身の回りの物事に対して「~とはどういうことか」「~なのはなぜなのか」という定義化と問いを立てる営みを日々行っており、そこから仮説を立てているということがよくわかる内容だった。「仮説とは、頭の中のモヤモヤしたものが、やっと言葉になったものだ」「わからない状態に身を置き続けるとは、思考を停止しないということ」など、いくつも今の自分に響く言葉があった。折に触れて再読したい。2022/10/30
読書ニスタ
15
観察してるようで、ほとんどの方はしていない 絵画など細部に渡って言語化し見落としがないか確認する あいまいなものをあいまいなまま表現する 感情の輪プルチック8つの基本から派生した強度の違う感情が8✖︎2 混合した感情が8つある 観察、真似るから、新しい創造が生まれる2024/01/02
羊山羊
15
仮説を立て、仮説を立てられるくらい対象に興味を持って、その仮説を起点にサイクルを回していくことで創造していくことを提唱する1冊。「欲望を通して、主観的にデータを見ているときに、仮説が生まれる」は覚えておきたいワード。プランニングが下手な自分を変えたくて手に取ったけど、かなーり面白かった。そして最後には、見えないもの=関係性と感情までをも観察する方法を主張する。この辺りも人間関係の構築にちょっとプラスになりそうで良い。総じて得るものが多かった。オススメです。2023/12/04