内容説明
人と異なる銀髪と赤い瞳で実の母親に厭われ、侯爵家の養女として育ったアナスタシア。自信を持てずにいた幼い自分を慰めてくれたオーランド殿下に憧れ努力してきたアナスタシアだったが、妃候補を辞退し、誰とも結婚せず殿下への想いを秘めておくことのできる修道女になろうと心を決めていた。そこへ、彼女の決意を知った殿下がやってくる。アナスタシアとの婚約を進められない複雑な理由があるらしい。自分を信じて待っていて、と強く抱擁されたアナスタシアは、繋ぎとめるように淫らな愛を注がれて―― ※電子版は単行本をもとに編集しています。
感想・レビュー
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十六夜
6
言い伝えの聖女の特徴を持って生まれたけど、そうとは知らずに自分の髪と目の色気持ち悪……と思っていた令嬢が、王子様にそうじゃないよと言われときめき婚約者を目指すけど、あいにく王子が煮え切らなくて、もう結婚無理かなと思ったら教会が横やり入れてきてごちゃごちゃになっちゃった~って話だったかな。用は王子の詰めが甘すぎるのが原因な気も。ヒロインも実の両親に振り回されて気の毒だし。事情が複雑すぎてちょっとよくわかんないまま終わってしまったわ。うん、やっぱり王子の詰めが甘すぎたのよたぶん。色ぼけね。2021/11/19