内容説明
毎日のくらしでつかう食器をつくる、やきもの職人をたずねます。土を水の力で粘土にかえ、窯で焼く。江戸時代からつづく伝統工芸、大分県のおんた焼きの現場を取材。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
バニラ風味
17
おかあさんが大切にしていた、お皿が割れてしまった。もしかしたら、今でもつくっているかも。と、わたしとおかあさんは、大分県日田市の「おんた焼きの里」を訪れます。ギギギー~、ゴットンという音が響く、谷間の奥の小さな集落。そこには今、14軒の家があり、近くの土を使い、おんた焼きを作っています。工房の中で、焼き物ができていく様子を丁寧に紹介。とびかんなの模様をつけるページが、楽しい。一子相伝のおんた焼きの魅力が、強く伝わってきます。すてきな写真絵本。2020/01/08
クサバナリスト
7
バーナード・リーチ等も訪れたことがある、おんた焼の紹介本。ねんどつくりからして、大変な作業工程がある。この本、児童書だが、子供が興味持てるかな?2020/08/18
belle
4
大分県日田市にある焼き物の里。「小鹿田」と書いて~おんた~と読む。夏の暑い日に山間の小さな集落を訪ねたが、のんびり半日過ごした記憶がある。土を粘土に変える唐臼の音を聞いた。粘土作りから、成形、模様付け、窯入れと工程を経て出来上がる器たち。水の力。火の力。そして長子相伝。大きな写真で丁寧に紹介され、わかりやすく面白い。とびかんなと呼ばれる模様の皿に料理を盛ればとても映える。<伝統工芸の名人に会いに行く>シリーズの一冊。江戸時代に天領だった日田は何度行っても楽しい。杉の下駄やお雛様。広瀬淡窓は今も町名に残る。2020/01/10
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