むーさんの自転車

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むーさんの自転車

  • 著者名:ねじめ正一【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 中央公論新社(2021/08発売)
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  • ポイント 720pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784120049972

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内容説明

高円寺の商店街で育った正雄は、実家の和菓子屋が倒産したため、米屋のむーさんと、長野へ移り住む。小林一茶を愛するむーさんとの暮らしと別れを経て、高円寺へと戻る正雄の成長を描く人情溢れる「平成版・純情商店街」。夏井いつきさん推薦!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yoshihiko

12
主人公の半生を描いた青春ストーリでした。一茶の句を取り入れた味のある作品で興味深いのですが、ちょっと主人公の後ろ向きな感じがなんとなく共感できずにいました。2017/10/11

橘 由芽

8
朝の連続テレビ小説を見ているような感覚で読んだ。なるほど新聞小説だったのね。長野市や東京の高円寺にゆかりのある人は「あー、あそこのことだ!」と楽しく読めそうですよ。2018/07/22

nori_sugida

6
ねじめさんの小説ではお馴染みの高円寺が舞台で主人公は和菓子屋の息子。 ある事が理由で一家が離散する事になった主人公を主人公が大好きなむーさんが寄り添って支えて見守ります。ねじめさん云くむーさんには格好いいモデルがいるそうでピンチに陥っている店の子を何とかしてやりたい、この子は将来どうなっていくのだろうと思いやる気持ちが格好いいと思って描いたといいます。 二人の大好きな小林一茶の俳句がキーとなっていて、むーさんと主人公に寄り添うように物語が進みます。 主人公の周りの人の温かさが印象的でほっこりしました。2017/11/23

yoshigon

5
和菓子屋だった実家が倒産し一家バラバラに。それを助けてくれたむーさん。どうしてそこまでしてくれるのか、またお母さんの和子さんも温かい。周りの人たちに恵まれながらの正雄の成長記。2019/06/27

あおけん

5
実家の和菓子屋が潰れて家族がバラバラになって…と、大変な正雄君にむーさんが長野へ行かないかと誘ってくれる。そんな正雄君の成長物語かな~。むーさんが良い人過ぎて、神ですね。正雄君の親とは、結局、修復出来ずなのが気がかりだった。2018/08/08

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