内容説明
「図書館の利用者を増やすために、本を増やそう」 「にぎわいを生むために空家をリノベーションしよう」 「隣自治体がやっている事業をうちでも取り入れよう」
ちょっと待ってください。その提案に皆がうなずく「根拠」はありますか。
「なんとなく」「前例で」「他の自治体も同じだったから」などという 曖昧な根拠では、財源が厳しい今の世の中において、 上司や議員、住民の納得を得ることが難しくなってきています。
本書は、相手の納得を引き出す根拠をつくる最強のツール、「データ活用」の方法をわかりやすく紹介します。
データの見方・集め方から、分析の方法、資料のつくり方まで、 自治体職員が現場で使うレベルに絞った内容を、豊富な事例でやさしく解説。
企画、提案、説明で、相手をうなずかせる明確な根拠をつくるノウハウが満載です。
皆が納得する、効果のある事業を企画したい方、住民説明会で参加者に納得してもらいたい方、現状や将来を数字で表して説得力ある報告がしたい方におすすめの1冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
dice-kn
5
わかりやすかったです。ついつい独りよがりになってしまうところを相手の立場になってわかりやすく伝えると。それをちゃんと実践しないといかんですね。何か所か”おや?”と思うところがありましたが、私の勘違いか編集のミスなのか・・まぁ細かいことより考え方がわかれば良いかなと!2021/09/28
やま
2
数字の取扱いと表現法の基本。公務員云々は例によってあまり関係ないが、数字を出すとき羅列に陥りがちなのは自分にとっての反省点。参考になった。2022/03/03
わたみち
1
私が本書を読んで自戒しなければと感じたのは、データの乱用、恣意的な強調について筆者が問題だとして指摘されているところです。予算要求時などで自分の都合のよいデータを作成してしまったことがあったなと。反省です。2021/08/01