- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
いがらしみきおの家はお人形の家だった!!
『ぼのぼの』『忍ペンまん丸』『羊の木』『かむろば村へ』『誰でもないところからの眺め』など、数々の名作を描いてきた漫画家いがらしみきお。その最新作はお人形!
お人形は長年連れ添う妻が収集してきた実際にあるものをキャラクター化。
サバを読んで50体(妻談)というお人形たちから、選りすぐりの子たちが登場。
いがらし家を舞台に、家族の近況をネタにお人形たちが駆け巡ります。
画業40年、いがらしみきおの到達点。
「人形×ノンフィクション×しゃべくり」の世界をどうぞお楽しみください。
■内容
『お人形の家 寿』(全26話)
ペンギンの自我を描いた意欲作
『動物園のボブ』(全7話)
<特別収録>
史上初!
いがらし夫妻対談
本邦初公開
いがらし家間取り図
描き下ろし
『お人形の家 寿』『動物園のボブ』後日譚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふじ
19
独特〜。家で可愛がっているお人形達の家遊びマンガ。お人形といっても、今風のではなく昔の家にあるあのリアルな奴。それも大量。服を衣替えしたり、話しかけたり、作者の家庭では可愛がってる存在。個人的には後半になるにつれ作者の近況がよくわかり良かった。その後に載っていたペンギンマンガは、下手な擬人化なし、生き物そのものみたいでインパクトがあった。発売当初、これを今月の推し本として紹介したダヴィンチニュースは攻めてると思う。2022/01/31
オジャオジャ
4
表題作お人形の家寿はぼのぼのの例の三人コンビからぼのぼのを抜いたかのような寿とお姉ちゃんの漫才コンビのしゃべくり漫談をひたすら見せられてるかのよう。いがらし先生甘い物食いすぎガルちゃん人形に危害を加えそうで加えない利口なにゃんこで可愛い。動物園のボブは初期ぼのぼのの雰囲気を漂わせながらもさらにそこから哲学を抜いて読者の感性に任せるような作品に仕上がっている。だけどちょっと読者の感性に任せて書き過ぎて読者が置いてけぼりになっちゃってるような。後一歩で面白くなった惜しい作品ですね。2021/08/31