内容説明
ダライ・ラマ14世の座右「入菩薩行論」を読む!
悪行は浄化できる――親切心こそ幸せの近道
全ては因果応報です。
善業を積むことなく、いくら祈願だけしても幸せにはなれません。
そして善業を積む対象は無限に存在する他者なのです。
――チベット仏教の教えをもとに、仏教とは何か、その実践方法まで解説する。
【もくじ】
はじめに
◆生きるとは、仏教とは、何か
◆心をアップデートして仏に近づく
◆大乗仏教の道しるべ『入菩薩行論』
第一章 悪業を浄化する
◆受けなければいけない苦しみを回避する
◆何度生まれ変わっても帰依する
◆悪業を直ぐに解消しておかねばならない理由 ほか
第二章 菩提心とは何か
◆善は弱く、悪はとても強い
◆人生とは苦しみの連続「三苦」である
◆日本人は仏教を学ぶために必要な条件を満たしている ほか
第三章 忍辱 怒りの感情に急ブレーキをかける工夫
◆人は見えているようには存在していない
◆実生活でも怒りはマイナスが大きい
◆まず、不愉快にならないこと ほか
第四章 精進 善きことを積極的に行う理由
◆善いことは途中でやめてはいけない
◆人として生まれたからには前進する
◆大いに喜ぶことで、幸せになれる ほか
第五章 禅定 幸せになるための隠された教え
◆なぜ多くの本山は人里離れた場所にあるのか
◆他者に批判されても落ち込まない
◆欲望による苦しみは来世まで続く ほか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
れい
6
【図書館】この本を読んで実践すれば、自分の身に何か良いことが起こるかのようなタイトルだけど、そうではなかった。輪廻転生が当たり前のような前提で、徳をつみ、怒りなどを捨てることで、衆生の福を願うことで、今生ではないどこかで解脱を図る‥‥という意味が込められていて、考え方に触れることで解脱は早めることが出来るかもしれない。来世や来来世やもっと先の運命を好転させるという長期にわたるものでした。因果応報という考えは本当に厳しいものに思う。時に残酷すぎる。人によっては何の慰めにもならないかもしれない。2021/12/26
Kohki
0
な、なんだか内容に頭に入ってこない〜 トピックとなる言葉だけさらっと読みました。 そうすると”チベット仏教ならでは”みたいな考え方は理解できませんでした。2022/04/25