Microsoft Power Automate かんたん活用ガイド

著者名：日経パソコン【編】/岩元直久【著】

日経BP（2021/08発売）

• ISBN：9784296109937

内容説明

※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

「Power Automate」はマイクロソフトが提供する自動化ツールです。「RPA（Robotic Process Automation）」と呼ばれるパソコン操作の自動化から、各種クラウドサービスと連携したWebアプリの自動化まで、ビジネスにおける一連の作業を“ロボット”のように自動処理してくれます。

特に注目されているのは、Windows 10ユーザーが無料で使えるようになった「Power Automate Desktop」。パソコン操作を簡単に自動化できるRPAツールです。これを使えば、VBAを使わなくてもExcelデータの入力や転記、ファイル保存などを自動化できます。エクスプローラーを操作してファイルをバックアップしたり、Webブラウザーを開いてフォームの必要項目に自動入力したりと、パソコン上のさまざまな処理をボタン1つでこなせるようになります。

さらに、GmailやGoogleカレンダー、DropboxやOneDriveなどのクラウドと連携して、各種Webサービスの操作を自動化できるのも「Power Automate」の真骨頂。「Googleカレンダーに予定を追加したら、その日時と内容をメールで自動送信」といったWeb連携も、簡単に実現できます。これには「Power Automate Desktop」だけでなく、クラウド版の「Power Automate」（クラウドフロー）の活用が不可欠です。本書では、このクラウド版の「Power Automate」についても、基本から解説しています。

目次

第1章　自動化ツールPower Automateとは
・面倒な業務を自動化すれば効率と正確さがアップする
・難解な言語でのプログラミング不要　誰でも簡単に自動化を実現できる　ほか

第2章　Power Automate Desktopの基本
・Power Automate Desktopでパソコンを操作する
・「コンソール」で実行と管理　「フローデザイナー」で作成と編集
・メッセージを表示するアクションでフローの作成を体験する　ほか

第3章　Power Automate Desktopの実践活用例
・選択したフォルダー内のファイル名を連番にする
・選択したフォルダ―内のPDFを１つファイルに結合する
・フォルダー内の全てのファイルをまとめて印刷する　ほか

第4章　クラウド版のPower Automateを使う
・クラウド版のPower Automateは各種Webサービスと連携
・クラウド版の画面構成を確認　自動化のテンプレートも豊富
・スマホアプリでも操作可能　通知も受け取れる　ほか

第5章　クラウド版Power Automateの実践活用例
・毎日同じ時刻にリマインドメールを送信
・メールの件名を自動で判別　添付ファイルを振り分けて保存
・Googleカレンダーに登録したらメールとスマホにお知らせ　ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[キリル]

Power Automate Desktop含むPower Automateの使い方を解説した本。前半はデスクトップ版の解説で、内容は基礎の基礎的なものですが、Sectionごとの課題が前のSectionで学んだことを活かすようなものになっていて、一歩一歩確認しながら学べるようになっていて分かりやすかったです。クラウド版についても触れられていて、無料版ではできることは限られているとはいえ、結構いろいろなことが出来そうな感じがしました。ポイントに下線を引いて強調しているのも分かりやすくてよいと思いました。

2021/10/31