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内容説明
地域に根差し堅調に営業を続けるローカル飲食チェーン。豚まんやカレー、おにぎり……メニュー自体の魅力に加え、創意工夫を積み重ねたサービスで、地元の期待に応える。コロナや震災、全国チェーン台頭などの逆境もハートとアイデアで乗り越えてきた。本書では、東北ローカルフードの代表格である福田パン(岩手)や、出張者も地元民も愛する551HORAI(大阪)など、「ローカルで繁盛している」「すごいビジネスの工夫がある」の2条件を満たすローカルチェーン7店を紹介する。かつて「秘密のケンミンSHOW」でリサーチャーとして全国各地のネタを集めた著者が現地で徹底取材。地元発だからできるローカライズ戦略、看板メニューを磨くワザ、店の稼ぎ頭(何で稼いでいるのか)など「売れ続ける理由」を探る。「おいしい!」と「すごい!」を同時に味わえるビジネス×ローカル・グルメ本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fwhd8325
70
どこへ行っても安心して食べることができる全国チェーンは、それで魅力はあるのかもしれないけれど、旅先でも変わらない景色は如何なものかと思っています。わざわざどこでも食べられるところで貴重な食事の機会を使うのももったいないと考えています。旅先で、そこでしか食べることができないお店に入るときのワクワク感はなんとも心地よいものです。「食べ物屋とおできはおっきくなったらつぶれるぞ」はまさしく名言。紹介された会社は、どこも筋の通った理念があって清々しい。2021/09/29
ふじ
22
福田パンファンとしては買わずにいられない。案の定、その章で危うく泣きそうになった。面白かった。チェーンでも、地方のものに絞った紹介本。7社読み、なぜ生き残れるかがよくわかる。個性・品質・効率、全て叶えられるちょうど良い規模なのでは。十勝のインデアン、551蓬莱の豚まんが特に食べたい。ぎょうざの満州も懐かしい。いつか現地に行きたいなぁ。2021/12/04
ue3104
18
本屋さんで衝動買いした一冊。タイトルの通り、全国でなく特定の地域で絶大な人気を誇る飲食店が紹介されている。最後のまとめに書かれていた「そこに行かなきゃ味わえない価値」こそが、うちが求めていること。作りたい!!2021/10/20
クサバナリスト
13
「ぎょうざの満洲」の箇所だけ読んだ。 「3割うまい!!」のキャッチフレーズは知らなかった。 チャーハンは玄米と白米が半々。売上の3割が餃子テイクアウト。サイボクとのコラボも一部店舗で展開。2021/10/02
Mark X Japan
12
予想を超える位に、ローカルチェーンの魅力が伝わってきました。どの店も、その地を訪れたら行ってみたいです。全ての店に共通しているのは、様々なことへの対応する力です。また、地域のスポーツチームへの協力も、地元からの高評価ポイントです。是非とも、第2弾を発行して欲しいです。第2弾への期待を込めて、☆:5.02021/12/31