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内容説明
「やったーっ。つかまえたぞ」大ちゃんが学校の花だんでモンシロチョウをつかまえました。風花たちは生きもの係としてそのモンシロチョウを飼うことにしました。チョウのエサをつくることになった風花が、もう一度昆虫図鑑を見ようとしたら、すでにのんちゃんが図鑑を持っていってしまいました。のんちゃんはちょっと変わった子です。ほとんどしゃべらず、友達とも遊びません。昆虫図鑑が大すきで、いつも見ています。次の日、風花はエサをつくって学校に持っていきました。二日目も三日目も、エサをつくってきましたが、モンシロチョウがエサを食べているのを一度も見たことがありません。そして次の日、モンシロチョウは虫かごのすみっこで死んでしまいました。風花がチョウをティッシュにくるんで埋めに行こうとすると、のんちゃんも一緒についてきたのでした。生きものを飼うこと、そして生きものの生と死について考えさせられる幼年童話。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
6
生き物を飼うということを深く考えさせてくれる物語です。生き物係の一員の大ちゃんが捕まえたモンシロチョウ。捕るだけ捕って、エサの世話は風花に押し付ける。ちらっと昆虫図鑑で見たエサをよくわからないままに風花は与え続けたけれどモンシロチョウは死んでしまった。その死と、新たな15匹の新しい命の重みに風花は耐えられなかった。最初からじっと見つめ感じ続けていたのはのんちゃんだけ。モンシロチョウを通じて、生き物の命と向き合った風花たち。実のある学びがあったようです。2023/11/19
2時ママ
2
次女 小2 ひとり読み。2018/05/24
mame
0
飼っていたモンシロチョウが死んじゃったら、また捕ってくればいい?それでいいの?子供の頃、虫の命の重さを考えたことがなかった自分を思い出しました。2018/08/07