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内容説明
2019年に他界したドイツ出身のファッションデザイナー、ラガーフェルド。クロエ、フェンディ、シャネルと名だたるブランドを渡り歩いた彼の創作の源泉にあったものとは。また同時代のライバル、イヴ・サンローランへの思いとは。フランス人ジャーナリストが綴る
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さしみ
1
ファッションデザイナーの巨匠カール・ラガーフェルドの評伝です。50年代のファッション黎明期から2000年代のファストファッション台頭や巨大グループが牛耳る産業に変革した中でも常に第一線をひた走るカール。その根底には1日10冊書籍を買い込む習慣や3カ国語を操るといった深い教養と知性があったと知ります。スリムスーツにサングラスを掛けたビジュアルイメージは、ディオールオムのスーツに身を通すため、2001年頃に43キロ痩せたものであり、圧倒的なセルフブランディングに驚きます。2022/03/20
Yoshi
0
フェンディやクロエ、シャネルは有名だがあまり日本でカール・ラガーフェルドの名前を聞くことがないのは気のせいなのか、、 大量に積み上げた本と機械のような人間のイメージと皇帝という呼ばれ方などもできすぎているし、アンディーウォーホルに気に入られていたという話をみると、アンディ的なメディアのそれを色濃く受け継いでいるのかなと。 サンローランとの関係性とアンディーウォーホルとの関係性もだがモードとアートの関係などを考えてしまう。 そういう意味でこの年代の人達の生き様を知る事はとても興味深い。2024/03/29