けんか餅

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紙書籍版価格
¥1,210
  • 電子書籍

けんか餅

  • 著者名:桐生環/野間与太郎
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • フレーベル館(2021/08発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784577049723

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内容説明

火事とけんかは江戸の華!? 菓子屋の奉公人・豆吉と、けんかっ早いが仕事には熱い若旦那が巻き起こす、粋でいなせなお江戸物語! 江戸の豆知識コラム付き。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

がらくたどん

55
子どもだって時代小説!「一人で店を切り盛りしてみろ」と修業に出された一本気だが喧嘩っ早い老舗菓子屋の若旦那の見張り役を仰せつかった11歳の「小僧」豆吉を主人公に菓子屋・建具屋・火消しに髪結いと江戸の職人気質が粋に繋がる義理人情のお江戸町方草紙の開幕。十に満たない年齢から子どもが親元を離れて働きに出た時代。「一人前」を目指して頑張る豆吉に同年代の子ども達が辛さより冒険のハラハラ感と成長の喜びを重ねて読めるストーリー。名所やお金についての「豆知識」のコラムが展開する物語を補足するタイミングで挿入される工夫も。2022/08/18

Roko

27
豆吉は日本橋の菓子屋「鶴亀屋」に奉公しています。旦那様もおかみさんも、奉公人のみんなもいい人ばっかりだけど、大柄で気が短い若旦那だけが苦手なんです。なのに、何の因果かお店から追い出された若旦那と一緒に引越ししなければならなりました。浅草で小さな店を2人でやっていくことになって、最初は怖かった若旦那も、仕事熱心だし、まだ見習いの自分に優しく接してくれるということがわかって、少し好きになってきました。#NetGalleyJP2021/05/14

遠い日

18
「火事とけんかは江戸の華」を地で行く物語。腕はいいがけんかっ早いのが玉に瑕の、菓子屋「鶴亀屋」の若旦那に仕える11歳の奉公人、豆吉の目を通して、若旦那と常連客たちのやりとりや仕事の技量を飲み込んでいく過程は、まさに成長物語。そして、短気な若旦那が豆吉を導く優しさも見えてくると、俄然人情味が増す。若旦那が自分のこだわりを曲げないのは江戸っ子の魂だ。若旦那の気質を理解し、菓子の修行への決意を固めていく豆吉、いいコンビになったことが嬉しい読後感。続編が待たれます。#けんか餅#NetGalleyJP2021/05/14

喪中の雨巫女。

14
《私-図書館》面白かった。若旦那と豆吉の続き、是非読みたいなあ。けんか餅も食べてみたいなあ。2021/09/21

雪だるま

12
喧嘩っ早い和菓子の名店「鶴亀屋」の若旦那と弟子の豆吉。喧嘩友達(?)の辰五郎、髪結のお竜と妹のお駒と繰り広げられるバタバタがテンポが良くて小気味よく、落語を聞いているかのようなワクワク楽しい気分での読書でした。読書に慣れない子どもの読書好きへのきっかけにもなりそうです。#お江戸豆吉けんか餅 #NetGalleyJP2021/08/20

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