日本経済新聞出版<br> マッキンゼーが解き明かす 生き残るためのDX

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日本経済新聞出版
マッキンゼーが解き明かす 生き残るためのDX

  • ISBN:9784532324193

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内容説明

ITシステムの導入を最終目的にしたDXは、もうやめましょう。

企業文化変革に成功し、ビジネスモデルを転換するなどして、企業価値を高めるに至った日本企業は、数パーセントに過ぎません。新しいソリューションを導入することや、レガシーシステムを刷新すること、つまり旧来からある「IT化」が目的化しているためです。

この10年で成長したGAFA、BATHなどのデジタルネイティブ企業は、一気に顧客を囲い込み、産業構造までも変えてしまいました。まだ当分、脅威が感じられない、という業界もあるかもしれません。しかし、来るべき脅威の波に備えて、古くなってしまった企業の常識をいまから変革していかないと、危機が来てからでは、間に合いません。

10年後、現経営陣は会社にはいません。あなたが会社の経営を任され、ある日突然、危機が訪れたら、あなたは会社を変革できるでしょうか。

本書は、DX成功の要諦をWhy、What、How、そして、あなた自身が何をすべきなのか、という構成でまとめ、これまで年間1200社のDXに携わってきた経験から培ったマッキンゼーのノウハウを、惜しみなく詰め込んでいます。

10年後の自社を救うのは、あなたです。

目次

第1章 Why? 産業構造の変化
-ビジネスモデルを変えていく製造業
-技術革新がもたらす製造業のビジネス変革
-日本の製造業が遅れている3つの原因
-小売業界も関係性構築が求められている
-エコシステム間の戦いへとシフトする金融サービス業界 ほか

第2章 What? DXで何を目指すのか
-DXを阻む3つの症状
-企業戦略の再定義こそがDXの“What”
-顧客ニーズ&自社提供価値の再定義
-ビジネスモデルの再定義
-経営層の役割の再定義 ほか

第3章 How? 日本企業の足枷と挑戦
-後れをとっている日本
-日本企業の課題1:経営陣の同床異夢
-日本企業の課題2:デジタル人材不足
-日本企業の課題3:負の遺産(レガシーシステム)
-日本企業の課題4:失敗が許容されない文化(アンチ・アジャイル) ほか

第4章 How? DXを成功させるために必要なこと
-要素(1)戦略ロードマップ
-要素(2)人材
-要素(3)アジャイル・デリバリー
-要素(4)テクノロジー
-要素(5)データ
-要素(6)チェンジマネジメント ほか

第5章 You あなたは、何をすべきなのか
-次世代リーダーが立ち上がるべき理由
-次世代リーダーが身につけるべき能力
-最初の一歩
-人生100年時代を幸せに生きるために

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ステビア

23
単なるIT化ではなく新たなビジネスモデルを2024/09/02

ぶう

14
マッキンゼーの方たちが書いたDX本。DXを推進するには「ベンダーに丸投げせず、開発を内製化することが重要」であるとか、「ボトムアップでの改善ではなくトップダウンでの改革が必要」など他のDX本にも書かれている内容であり特に真新しさはなかった。現時点での経営者は10年後、20年後は会社に残っていないため、DXを本気でやるモチベーションはない。であるならば、若手(現在の40代より下の世代)が周囲を巻き込んで改革を成し遂げる以外ないのである。DX本を読むのは久々だったので再確認するには大変良い本であった。2022/02/16

キ♡リン☆か

8
ジタルトランスフォーメーション(DX)の重要性と実行のための具体的な戦略を提供しています。マッキンゼーの専門家が豊富な事例とともに、どのようにして企業がテクノロジーを駆使し、ビジネスモデルを変革するかを詳細に説明しています。このままの現状を続けていると、企業はいずれ衰退していきます。この時代、ITかDX化を避けては通れないです。私ももっともっといろいろ学び実力をつけ、成果をあげ、そしてこの分野を世の人に普及していきたいと切に思いました。2024/05/17

Shohei I

7
DXをどのようにビジネスモデルへと取り入れるかについて書かれた一冊。 必要な人材の一つとして触れらえている「トランスレーター」と呼ばれるもの。事業もデジタルも分かり両者間を通訳しつなげる役割を持ちます。両者が使う言語には同じ言葉でもニュアンスの違いがあったり、専門用語については他部署の人が聞いても分からないものが多々あります。それによって、認識の違いや連携のしづらさが起きていると感じます。 そういうちょっとしたすれ違いやとっつき辛さを解消することで、もっとデジタル活用が進んでいくんじゃないかと思いました。2023/05/18

まる@珈琲読書

7
★★★★☆ ■感想:アナログな私の職場。あまり世の中から乖離するとよくないかなと手に取った。一般的なDXの用語を説明するだけの本とは異なり、具体的に自分に何ができるのか考えるきっかけになった。 ■学び:DX推進のためには企業戦略の再定義から、ビジョンを示し、経営と現場、両輪で進める。現場と経営層に橋をかける。自分の古い頭をアプデする。のび太君になって専門家に助けを求める。伝道師になり全社に変革を浸透させる。 ■行動:基本的なプログラミングについて学び、簡単なプログラムをつくってみる。2022/02/24

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