内容説明
研究費は五年で二億円――「千人計画」に参加する日本人研究者は破格の待遇をこう明かす。激しさを増す米中対立を背景に、中国がいま狙うのが、「軍事アレルギー」が根強い日本が持つ重要技術の数々だ。中国人留学生による知的財産の収集、殺戮ドローンやゲノム編集攻撃といった新たな軍事技術の開発など、経済安全保障を揺るがす専制主義国家の脅威を総力取材で明らかにする。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Hatann
13
経済安全保障の具体的な必要性を素描する。世界経済に組み込まれた中国の台頭と軍事転用可能な民生技術の広がりという要因により経済安全保障の重要性が高まったとするが、技術やデータがどのように安全保障に影響するか、中国がどのように技術やデータを入手しているかを具体的に示す。この本は経済安全保障を中国問題だと捉えて、経済官庁、学術界、企業の危機意識の薄さを憂いており、スタンスがはっきりして分かりやすい。テクノロジー冷戦のもとでは「安保は米国、経済は中国」では許されないと紋切り型に発するが、そこには多少の飛躍もある。2022/04/06
はやたろう
10
したたかな中国の戦略に、世界はほんろうされている。こうした中国の戦略にアメリカは敵意をむき出しにして対抗している。アメリカの威を借る日本はその狭間でどっちつかずの対応をしている。未来は明るくないのか。2024/12/30
sakadonohito
8
中国の技術盗用ほか経済や外交で世界各国に圧力をかけてくる中国と、そんな中国に対して危機感を見せない日本の企業や政府。日本は平和教育を間違ったんだろうなと強く感じた。島国という環境が、安全保障のリテラシーを育むのを阻害してしまっているのかもしれない。2025/05/31
fseigojp
8
デカップリングの必要性2021/11/03
たこ焼き
7
人間の承認欲求と金銭欲を利用しリタイアした技術者や研究者を雇う。外国人が中国の大学名で論文をだしているだけで中国の論文数はかさ上げされてる。中国は自衛隊と太平洋配置米軍の規模をはるかに凌駕する軍を迅速展開できる体制を持つ。肩書詐欺、報酬、脅しで情報を盗み取る。中国の弾道ミサイル開発の目的は在日米軍を攻撃すること。中国はミサイル防衛のための日本の迎撃弾をはるかに凌駕する数の飽和攻撃で防衛を無力化する。ミサイル防衛は全てのミサイルから自国を守る目的ではなく(それは不可能)敵地攻撃をするための時間稼ぎの効果のみ2022/12/05




