朝日新書<br> 人事の日本史

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朝日新書
人事の日本史

  • ISBN:9784022951373

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内容説明

一大リストラで律令制を確立した天武天皇、人心を巧みに掴んだ武家政権生みの親・源頼朝、徹底した「能力主義」で人事の停滞を打破した松平定信……。「抜擢」「出世」「派閥」「査定」「手当」「肩書」などのキーワードから歴史を読み解く、現代人必読の書!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kitten

11
嫁の蔵書から。飛鳥時代から江戸時代まで、人事の観点から日本史を見る。奈良時代以前に定められた律令制度が、千年以上も残って、今もその影響が残ってる。歴史的有名人の話も面白いが、ごくごく一般的な平安貴族や江戸の武士の話も面白かったな。誰がどの役職につくか、人事の話をネタにするのは、今も昔も変わらないようで。昔は、役職を得るのにお金がかかるのは当たり前だったようで。戦闘集団だったはずの武士が、いつの間にか官僚みたいになってるのが、なんとも言えない。2023/01/29

ハッピー

6
ダ・ヴィンチの新刊情報でタイトルが気になった新書.古代,中世,戦国,近世に分けて有名どころから無名どころまでの人事に関して描かれておりサクサク読むことができました.時代を超えた普遍性を有するのが良かったです.2022/03/20

むむむ

4
着眼点が面白く、手に取った。結局、いつの世も人間がやることには大差ない。だからこそ、歴史を紐解き、教訓としていくことが有効なのだなと改めて思わされた。 鬼平がまさか、あれほど出世からは離れた存在であったとは思いもしなかった。2021/12/20

Lite

3
日本の歴史の各時代、各人物がふるった、あるいは活用した人事について調べた本。これまで知っていた歴史と異なる解釈があり、また身近な人事の話題が古来から有ったのが面白い。大化の改新、道長、平清盛、江戸時代の大名旗本の印象がかなり変わった。 2022/10/13

Teo

3
理想的な人事は本当に能力のある人、その能力とは立場によって色々あるが、それに見合った人がその地位に就くのが望まれる。でも実際にはそんな事はあまりない。よく世襲だから駄目と個人の能力を全く見ずに否定する人がいる。でも世襲だからこそ親から受け継いだその地位でのやりようと言うのがある。どんなに市民運動家として優れていようと首班になって諸外国との首脳の中で愛想笑いしか出来ない人は首班に相応しくない。2021/11/04

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