内容説明
一大リストラで律令制を確立した天武天皇、人心を巧みに掴んだ武家政権生みの親・源頼朝、徹底した「能力主義」で人事の停滞を打破した松平定信……。「抜擢」「出世」「派閥」「査定」「手当」「肩書」などのキーワードから歴史を読み解く、現代人必読の書!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
マレオン
11
これまで読んだ歴史本の中でも面白い方だった。特に面白かったのは古代。天皇を中心に家単位で役職が決まっていたものが、システム国家・唐への対抗から、法治官僚国家へ。そこで使われたのは従◯位といった階層階級であり、毎年査定があって成績優秀者が昇進する、現代的なシステム(というか、現代が進歩してないと見るべきか)。でも結局天皇の親戚が強く、でも人事権者=天皇と話せるのが親戚だけだったら、そりゃ親戚が伝えた評価が中心にもなるし、どの時代にも通じる話か。武士の時代でシステム感が薄れるのも面白い。政府というより家政組織2026/06/12
kitten
11
嫁の蔵書から。飛鳥時代から江戸時代まで、人事の観点から日本史を見る。奈良時代以前に定められた律令制度が、千年以上も残って、今もその影響が残ってる。歴史的有名人の話も面白いが、ごくごく一般的な平安貴族や江戸の武士の話も面白かったな。誰がどの役職につくか、人事の話をネタにするのは、今も昔も変わらないようで。昔は、役職を得るのにお金がかかるのは当たり前だったようで。戦闘集団だったはずの武士が、いつの間にか官僚みたいになってるのが、なんとも言えない。2023/01/29
ハッピー
6
ダ・ヴィンチの新刊情報でタイトルが気になった新書.古代,中世,戦国,近世に分けて有名どころから無名どころまでの人事に関して描かれておりサクサク読むことができました.時代を超えた普遍性を有するのが良かったです.2022/03/20
むむむ
4
着眼点が面白く、手に取った。結局、いつの世も人間がやることには大差ない。だからこそ、歴史を紐解き、教訓としていくことが有効なのだなと改めて思わされた。 鬼平がまさか、あれほど出世からは離れた存在であったとは思いもしなかった。2021/12/20
Lite
3
日本の歴史の各時代、各人物がふるった、あるいは活用した人事について調べた本。これまで知っていた歴史と異なる解釈があり、また身近な人事の話題が古来から有ったのが面白い。大化の改新、道長、平清盛、江戸時代の大名旗本の印象がかなり変わった。 2022/10/13




