光文社新書<br> 名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語

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光文社新書
名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語

  • 著者名:中野京子
  • 価格 ¥1,078(本体¥980)
  • 光文社(2021/08発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334035662

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内容説明

世継ぎの混乱と血みどろの宗教戦争に彩られた王朝の誕生から、19世紀、ヨーロッパ全土に吹き荒れた革命の嵐による消滅まで、その華麗な一族の歴史を12枚の絵画が語りだす――。2010年、「名画で読み解くハプスブルク家12の物語」の姉妹編として出版された、シリーズ第2弾が待望の電子化。新書での累計部数35万部のベストセラー『名画で読み解く』シリーズ5冊は、本書をもって電子化が完了。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

118
ブルボン王朝は、初代アンリ四世により1589年に拓かれ、1848年オルレアン公フィリップが亡命し、約250年に渡る名門の歴史。12枚の絵画はどれも知れば知るほど好きになる。ハプスブルク家と対をなし、ルイ14世の孫フェリペ五世からスペイン・ブルボン家が始まる。リゴー「ルイ14世」、カンタン・ド・ラ・トゥール「ポンパドゥール」、ドラクロワ「民衆を導く自由の女神」いずれもルーブルに輝く至宝と、ウィーン美術史美術館のベラスケス「マリア・テレサ」ルイ太陽王妃など、ブルボン王朝に纏わる栄華と没落の物語を堪能しました。2022/09/20

yumiko

84
ロマノフ家、ハプスブルク家ときて、ラストはブルボン家。正直一番面白味に欠けてそう…と思ったけれど、個性豊かな王侯貴族の皆様がなかなかどうして面白い。中野さんの切り口も良いのだろう、あっという間に読み終えてしまった。家系図を見ているとヨーロッパの王族は殆どが血縁関係だと思い起こされる。近親結婚を繰り返し自滅したスペインハプスブルク家のこともあり、ブルボン家の家系図を眺めているのに前作が気になって仕方がなくなってしまった。気になったと言えばルイ13世妃アンヌ・ドートリッシュも。「三銃士」読んでみたい。2017/01/23

tama

70
図書館本 欧州王家シリーズで。ブルボン・・・お菓子メーカーではない方。ハプスブルグ・ロマノフ・ブルボンが三者頑張ってた時代って平民にはきつかったんだろうなぁ。スペインの現国王様(ベネズェラの独裁大統領に「黙らっしゃい!」と言った )ってブルボン家なんだ!フランス共和制確立からまだ百四十年しかたってない(これは超意外!)とか、ポンパドール夫人の肖像画はパステル画!とか、「民衆を導く<自由>」の女神は腋毛ガッツリとか。今回も何度かのけぞりました。2014/12/28

Nat

58
ずっと読みたかったのですが、ようやく購入して読了。ハプスブルク家と絡み合うブルボン王朝。ハプスブルク家12の物語も読み返しつつ楽しく読み終えた。世界史では理解できなかったヨーロッパ世界が、少しずつ見えてくる気がした。2019/06/20

崩紫サロメ

53
『名画で読み解くハプスブルク家12の物語』と対になるもの。ブルボン朝の始まり(ルーベンス「マリー・ド・メディシスの生涯」)からナポレオン時代までを扱う、スペインブルボン朝にも触れている。中野京子の歴史的背景の解説、あまりに俗っぽくて浅はかで、本来なら好きではない系だけど、そういう私をも引きつける一気読みさせるものって何なのだろうな、と考えさせられたりする。2020/12/21

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