幻冬舎文庫<br> 恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる。

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幻冬舎文庫
恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる。

  • 著者名:林伸次【著】
  • 価格 ¥700(本体¥637)
  • 幻冬舎(2021/08発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344431140

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内容説明

誰かを強く思った気持ちは、あの時たしかに存在したのに、いつか消えてしまう――。燃え上がった関係が次第に冷め、恋の秋がやってきたと嘆く女性。一年間だけと決めた不倫の恋。女優の卵を好きになった高校時代の届かない恋。学生時代はモテた女性の後悔。何も始まらないまま終わった恋。バーカウンターで語られる、切なさ溢れる恋物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さくら★もち

23
舞台は渋谷のバーカウンター。季節や空気に合わせた音楽とお酒の蘊蓄、そして秘密を明かすように客がマスターにそっと語る恋物語。ひとつひとつ短めの物語なので夜寝る前にお酒を飲みながら読んでみた。恋は落ちてしまうもの。成就する恋もあれば許されない恋、叶わぬ恋もある。どうにもできない思いを語る人々の恋の切なさと煌めきがバーの空気感とともに伝わってきた。恋の過程や温度を季節に例えるのが上手い。私自身はもう恋とは無縁だけど、恋の話を読むのは好き。夏が終わって少し寂しさを感じる秋の始まりにピッタリな1冊だった。2021/09/14

13
渋谷のバーに訪れる人々が、レコードから流れる音楽と共に、人には言えなかったり、成熟していたり、そうじゃなかったりの恋の話を淡々とバーテンダーに語っていくのが綴られている、大人の恋愛小説。 一つ一つのエピソードは短くて、各話が思わずため息がでてしまう、ロマンチックだったり切なかったり、幸せだったり、本を閉じるタイミングがなかなか掴めませんでした。 色々な恋の終着点。美味しいお酒と一緒に読むとより楽しめるかも。 私は残念ですがお酒は飲めません😅2022/05/04

こばゆみ

7
渋谷のbarを訪れた人たちがバーテンダーへ残していく恋愛話の数々。行間が空いていて基本会話文なのであっという間に読了。そしてお酒の知識も得られるという大人な読書でしたー2021/09/30

manami

5
小さなバーが舞台で、懐かしい音楽とお酒と...。そこを訪れた人がマスターに打ち明ける恋の物語がせつなくて。1話読んだあとは、少し時間をおいて次の物語に耳を傾けたくなりました。どれもさらりと読める短いストーリー。紹介された曲を検索して、ときどき聴きながら読みました。2025/03/24

JUN

5
恋がしたくなる。 もし、逢えるなら 自分は今誰に逢いたいだろう?2021/09/09

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