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内容説明
過去にとらわれることなく、新しい発想でビジネスを生み出す手法としてSFに注目が集まっている。本書はそれをSF思考として一般化し、積極的にビジネスに役立てようというもの。SF思考の特徴と活かし方を説明したうえで、それを身につけるためのワークショップのやり方を示す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
活字の旅遊人
37
ビジネス書の範疇に入ると思うが、なかなか面白かった。発想方法のみならず、メンバー間での情報共有や議論の材料としての活用法もあり。2022年3月25日の日経新聞で、日立がこれをやっているという記事を見た。その記事中に本書の名前は出ていなかったのだが、日経の書評欄で知ったんだがね(笑)。前半はSFの書き方指南としても使える。具体例として五人のSF短編が収録されているが、最後の松崎有理「秋刀魚、苦いかしょっぱいか」が一番好きだ。高橋文樹、柴田勝家、長谷敏司、林譲治。皆初読みだと思うが、作家って沢山いるのだなあ。2022/03/26
せっちゃんさん
16
SF小説を生む出す発想力が、生活・ビジネスにどう役立つのか?それを愚直に解説した本。前半は「SF思考の考え方」、後半は「ワークショップ&そこから創作さらた短編5作」の紹介。やはり中国の小説『三体』のヒットからSFが今、熱い!新しくこのジャンルを開拓したい思い、この本読んで増々強くなった。ミステリー好きでも変化球が欲しい!という方にもお勧めの一冊。2021/11/10
Mc6ρ助
14
若いころはSFはすべてを包含すると思っていた爺さまにもちよっとおもはゆい「SF思考」。とはいえ、SDGsよりはグレタ・トゥーンベリさんのほうが納得がいき、「この道はいつか来た道」の次に今度のヒロシマは、8月15日は何だろうと危惧するものには、いささか楽天的に過ぎて見える。ワークショップなどで共同で練り上げたアイディアを元にプロの作家さんたちが作った五つの短編も彼らの他の作品に比べてビジネス最高、未来は明るいみたいなフィルターが掛かって見えてどこか物足りない。2022/01/31
月をみるもの
11
長谷、柴田の短編が、それぞれの最新作の B 面(古語)っぽい感じなのが面白い。サンマ食えなくなったら明らかに水産庁による人災なんだけど、そのへん完璧にスルーしてるところに松崎さんの大人としての嗜みを感じた。2022/11/26
くみ
8
会社の研修で紹介のあった本。従来の思考法に加えて「未来を想像する」ことを加えるとイノベーションの創出に役立つのでは?という内容。ここでいうSF思考は「想像」に根拠は求めておらず、本当に自由に考えてみましょうというもの。攻殻機動隊から発想を得て、実現化した技術なども紹介。発想から実現化のプロセスを考えられるのが知力なんだろうなと思いました。そのためにはしなやかな感性を育てるのも必要のように感じました。2025/05/31
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