日本の論点2021~22

個数:1
紙書籍版価格
¥1,760
  • 電子書籍

日本の論点2021~22

  • 著者名:大前研一
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • プレジデント社(2020/12発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784833423953

ファイル: /

内容説明

【内容紹介】
【新型コロナウイルスで大激変する世界! アジアの知性が、鋭く、深く分析する世界と日本の総括&見通し】

「DX(デジタルトランスフォーメーション)時代に、生き残るスキルを磨け! 」が今年の「日本の論点」の全体テーマとなります。
2020年世界を襲った新型コロナウイルスは、各国の政治・経済・社会に甚大な被害を与えました。最も打撃を受けたアメリカは大統領選挙に見られるように分裂の度合いを深め、その間隙を縫って中国がますます世界に影響力を行使しようとしています。日本でも7年8カ月という歴代最長を誇った安倍政権が幕を閉じ、菅新政権が発足しました。
このような状況下で、「日本にとって最大の問題は、21世紀に脱皮できていないことだ」と大前研一氏は言います。
DXの進展により、様々な仕事がAIやロボットに取って代わられ、テレワークが常態化して「ジョブ型雇用」が一般化した現在、日本の企業もビジネスパーソンも、「アフター・コロナ」「ウィズ・コロナ」に対応できるよう、自らを「トランスフォーム(昇格・脱皮)」していかなければなりません。
本書はその道筋を大前氏が具体的に述べていきます。
大前氏の1年間の主張が詰まった濃い内容です。
【著者紹介】
大前研一 (Kenichi Ohmae)
早稲田大学卒業後、東京工業大学で修士号を、マサチューセッツ工科大学(MIT)で博士を取得。日立製作所、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、現在、(株)ビジネス・ブレークスルー代表取締役会長、ビジネス・ブレークスルー大学学長。著書に、『「0から1」の発想術』『低欲望社会「大志なき時代」の新・国富論』『「国家の衰退」からいかに脱するか』(共に小学館)、『大前研一 稼ぐ力をつける「リカレント教育」』、「日本の論点」シリーズ(小社刊)など多数ある。
「ボーダレス経済学と地域国家論」提唱者。マッキンゼー時代にはウォール・ストリート・ジャーナル紙のコントリビューティング・エディターとして、また、ハーバード・ビジネス・レビュー誌では経済のボーダレス化に伴う企業の国際化の問題、都市の発展を中心として広がっていく新しい地域国家の概念などについて継続的に論文を発表していた。この功績により1987年にイタリア大統領よりピオマンズ賞を、1995年にはアメリカのノートルダム大学で名誉法学博士号を授与された。
英国エコノミスト誌は、現代世界の思想的リーダーとしてアメリカにはピーター・ドラッカー(故人)やトム・ピーターズが、アジアには大前研一がいるが、ヨーロッパ大陸にはそれに匹敵するグールー(思想的指導者)がいない、と書いた。
同誌の1993年グールー特集では世界のグールー17人の1人に、また1994年の特集では5人の中の1人として選ばれている。2005年の「Thinkers50」でも、アジア人として唯一、トップに名を連ねている。
2005年、『The Next Global Stage』がWharton School Publishingから出版される。発売当初から評判をよび、すでに13カ国以上の国で翻訳され、ベストセラーとなっている。経営コンサルタントとしても各国で活躍しながら、日本の疲弊した政治システムの改革と真の生活者主権国家実現のために、新しい提案・コンセプトを提供し続けている。経営や経済に関する多くの著書が世界各地で読まれている。
趣味はスキューバダイビング、スキー、オフロードバイク、スノーモービル、クラリネット。ジャネット夫人との間に二男。

目次

【目次抜粋】
巻頭言 DX(デジタルトランスフォーメーション)時代に、生き残るスキルを磨け!
[日本編]
Strategy01 20世紀型の経済政策では、新型コロナ危機に対処できない
Strategy02 オリンピックと甲子園は大ナタをふるった改革を実行せよ
Strategy03 2020年2月時点で予測!新型コロナ拡大で東京五輪の中止はある
Strategy04 COVID-19があぶり出した「危機に弱い国」日本の実態 ほか

[世界編]
Strategy01 「トランプ・マジック」の崩壊によって引かれる株価暴落のトリガー
Strategy02 人種差別や抗議運動への対応で見えた「トランプ再選」の赤信号
Strategy03 トランプから飛び出した「日米安保見直し」発言の真意 ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐々陽太朗(K.Tsubota)

55
大前氏のご著書をよく読んでいた時期がある。もう20年以上前のことだが。その頃は仕事に没頭しており、社会の変化それもビジネス分野の変化の方向についての興味が強く、大前氏の眼識に惚れ込んでのことである。久しぶりに読んで、やはりハッとさせられる洞察、自分もそう思うと共感すること、過去を知りつつそれに囚われない発想に大きく刺激を受けた。仕事を引退して2年にばかり、好きな小説ばかり読んできた。それはそれで大層うれしいことではあるが、たまにはこうした本も読んだ方が良いなと感じた次第。2022/04/12

ふくとみん

16
コロナについての解説もわかりやすい。中国香港についても。2020年末に出て文庫にされることはないだろうから、時と共に忘れ去られるのはもったいない。世界を見わたせる能力に感心した。2024/08/18

まゆまゆ

14
今年はやはり新型コロナ対策がメイン。収束まであと5年かかると想定したプランBを考えておくべき、は信憑性が高くなってきた。現時点では日本を含む各国の景気対策で市場への資金流入が続いており、結果株高が続いている。100年前のスペイン風邪流行の時には感染がピークアウトしたあとに経済が大変動に見舞われたことを考えると、同じように歴史が繰り返される可能性が高い……2021/02/24

yamomappi

7
毎年買っているが、東京五輪は延期か中止になると推測しているなど、誰でも思ってた内容を改めて大前のオッサンさんが書くのはな…。また相変わらず安倍やトランプのことが嫌いみたいだ。悪口大会みたいになってる。政治、政策については良い点、悪い点もあるのだから冷静に整理し分析すべきだろう。感情論だけで突っ走るところはこの人の面白いところでもあるが。カジノや、Facebookリブラなど面白いトピックスもあり。来年も出るのかなぁ。2021/10/24

まろん

5
★★★☆☆ プレジデント誌連載「日本のカラクリ」の1年間ストックをベースに、反響の大きい原稿をピックアップした本。毎年の事ながら時事ネタ学びに役立つ。昨年は新型コロナウイルスと大統領選挙で大きく世界が動いた一年。学ばないと世界から取り残される...と感じる一冊。20世紀の経済は目に見える実体経済だが、21世紀の経済は実体経済に加えて、ボーダレス、サイバー、マルチプル経済を加えた4要素で成立。未曾有のステージに立つリーダーに必要な要素は①海外の事例を知ること、②様々なブレイクスルーの事例を知っておくこと。2021/06/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17017000
  • ご注意事項

最近チェックした商品