内容説明
束の間の平穏は春の訪れとともに去り、エンス一行が居を定めたオルン村に、元コンスル帝国軍人ライディネス率いる軍がおしよせてきた。エンスとトゥーラは、エンスを追ってきた邪悪な化物に立ち向かうべく〈死者の谷〉に降り、戦線を離脱。エミラーダはある目的を胸に、リコを伴いライディネス軍に寝返る。だが、事態はエミラーダの思惑を超えてとんでもない方向に動きだしていた。この世に戻ってきたエンスは事態を収拾し、トゥーラの念願どおり、魔女国千五百年の呪いを解くことができるのか。招福の魔道師エンスが活躍する三部作、ここに完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
50
三部作完結。〈死者の谷〉での試練を乗り越え。過去の亡霊を追い払ったエンスとトゥーラはパワーアップ。ヨブケイシス、エンスには善き叔父だったのだろうが、やってた事は鬼畜の所業。そりゃ悪霊へ堕ちるわな。駆け引きだけでは解けない因果や想い、エンスと仲間たちは平和を掴み取る事ができるのか。RPG的な展開だが、この作者さんの描く物語の底流には季節感が流れ、人々の想いにはそれぞれの持っている哲学がある。エンスとトゥーラは水と油のようだが、それでも混じり合っていく様は美しい。大円団だった!2025/05/22
Ribes triste
16
最後まで一気読みで、面白かったです。冒険の終わりが、ハッピーエンドなのは嬉しい。この仲間たちの物語をもっと読みたいけれど、いつか書いてくれるでしょうか。2022/01/28
mako
14
Ⅲ巻で危機はさらに拡大し、本を置けない展開に。エンスのリコへの思いやりや恋するさま、友情に一息つきながら、読了。あ~、おもしろかった。2024/08/26
Masa
13
読了。三部作、完結。前2作と比べると、ちょーっと物足りない感あったものの、最後まで楽しく読めました。なんとなく手堅かった印象です。これ読まなくちゃ終わらないし、終わってくれて良かったのですが、もう一撃、なにか欲しかったなぁという感想。重ねて言いますが、最後まで楽しく読めたました。2021/10/20
たこのまくら
10
エンスやリコたちの気質のおかげか、闇との対峙があるとはいえ比較的陽気に進む話だった。彼らにはハッピーエンドがよく似合う。 文庫巻末に記載のQRコードからアクセスできる、特別掌編は本作の後日譚。ここから数十年後の話を読みたくなるのだが、そうなると主役が魔道師ではなくなってしまうしなあ。まあシリーズも続いていくだろうし、その中でまた彼らに出会えることを期待しよう。2021/11/09
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