刑務所しか居場所がない人たち 学校では教えてくれない、障害と犯罪の話

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刑務所しか居場所がない人たち 学校では教えてくれない、障害と犯罪の話

  • 著者名:山本譲司【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 大月書店(2021/07発売)
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  • ISBN:9784272330935

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内容説明

刑務所と社会、障害者に優しいのはどっち?

刑務所は、世間から排除され続けた障害者が最後に行きつく「福祉施設」だった!?

自身の服役経験から現実を知り、触法障害者や出所者の支援に奔走する著者が、
福祉と司法のすきまに落ちる人々の実態を鋭く、優しく説き起こす。

【著者】
山本譲司
1962年生まれ、元衆議院議員。2000年に秘書給与詐取事件を起こし、一審での実刑判決を受け服役。獄中体験を描いた『獄窓記』(ポプラ社)が新潮ドキュメント賞を受賞。

目次

序章 僕は刑務所を誤解していた
第1章 シャバに出るのが怖い!
第2章 司法は僕らを守ってくれないの?
第3章 とても優しくて、少し鈍感な福祉の世界
第4章 「不審者は無視」じゃ安心な社会は築けない
第5章 彼らを排除しなければ自分も排除されない

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やっさん

142
★★★★☆ 知的障害者の犯罪を扱った本。社会は得てして弱者に厳しいもので、その最たる例が障害者だろう。策が見えづらく安易に手を差し伸べにくいのが現実だが、いつまでもタブー視している場合じゃない。2019/07/30

ネギっ子gen

70
刑務所は、世間から排除され続けた「障害者」が、最後に行きつく「福祉施設」だった!? 自身の服役経験から刑務所の過酷な現実を知り、触法障害者や出所者の支援に奔走する著者が、福祉と司法の隙間に落ちている人々の実態を鋭く優しく説き起こす。<『続 獄窓記』の最後に、「出所者の問題に一定の道筋をつけなかったら、自分自身の受刑生活が終わらないような気がする」と書いたけれど、その思いは今も変わっていない。刑務所の入り口が、排除の入り口じゃなくて、インクルージョンの入り口になるまで、僕の受刑生活は終わりはしない>、と。⇒2021/12/01

こばまり

70
氏のこれまでの著作に示された主張を十代向けに改めたもの。多様性への理解や安易な自己責任論への警鐘として、このような書籍が図書館のYA棚に並ぶのはいいことと思う。2019/11/08

鷺@みんさー

56
山本譲司が、自著「累犯障害者」を、小学生向けに分かりやすく書いたもの。中軽度の知的障害者は、親などが亡くなると軽犯罪を犯してしまいやすい。ある人は子どもの頃、母親が神社に千円の賽銭を入れて、「困ったときに助けてもらうため、神様にお金を預けるんだよ」と説明された。母の死後生活費に困り、その神社の賽銭箱から300円盗んだ。本人は「預けてたお金を返してもらっただけ」と思っている。こんな例がたくさん出てくる。→ 2018/11/03

あじ

52
30円の窃盗や売り場のアジフライ一口で、実刑判決を言い渡された障害のある人々。受刑者の10人に2人は知的障害者だという。その現状を“障害者”と“社会”の立ち位置から眺め、相互理解を深めながら包括していこうと語りかける児童書。構成が素晴らしいので、話の道筋が理解しやすいはずだ。【購入本】2018/08/04

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