講談社の創作絵本<br> やくそく

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講談社の創作絵本
やくそく

  • 著者名:成田雅子【作・絵】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 講談社(2021/07発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 390pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061322943

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内容説明

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

あなたにとっては小さな約束。でも、それはとても大きなことだった……。

ぼくとの約束、忘れないで…。猫のよもは、ゆうじさんとの釣りをたのしみにしていました。ところが、忙しいゆうじさんは戻ってきません。やがてピアノが消え、ベッドが消え、ついには…。
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

アナーキー靴下

54
これは泣ける…。相手が忘れてしまったかもしれない約束を、自分だけが胸に抱えているときの気持ちって、単純につらい悲しいだけじゃない複雑なものだよね。そして少しずつ何かかが失われていくときも、その約束が心の支えになって、寂しさを見過ごせてしまう。一つの約束だけが生きるよすがになって、自分だけ何もない荒れ地に取り残されて、約束した相手はまるで何事もなかったかのように現れたら、そのとき初めて自分が何もかも失っていたことに気づいて、よものように大泣きしてしまうだろうな。幸せってたくさんの約束が詰まった世界だと思う。2024/09/29

ちゃこばあ

37
仕事に忙殺されていくゆうじさんを、ずっと待っている猫のよも。とてもとても切ない。やっとやくそくを思い出してくれて…。世の仕事人間に見てもらいたいな。2016/07/19

yumiha

36
再再再読。『迷子の魂』(オルガ・トカルチュク)を読みながら、本書を連想したので、my本棚から引っ張り出す。ねこのよもをゆうじさんの迷子の魂と置き換えて読み進む。やはり切ない。2021/03/19

nyanco

33
忙しくなったゆうじさん、疲れて話もしない。ピアノを弾くのを止めるとピアノが…一緒にご飯を食べなくなるとテーブルとイスが…家で寝なくなるとベッドが…家の中からどんどんと物が無くなっていきます。「もしかしたら、ぼくも なくなっちゃうのかな。」「ゆうじさんまで なくなっちゃたのかな。」胸が締め付けらます。大切なものを失う前に、ゆうじさんが心を取り戻せてよかったね。よもの表情が豊かで、心に響く絵本でした。大切なものを見失いかけている忙しすぎるあなたにオススメ。 2010/07/26

けんちゃん

32
ゆうじさんが忙しくなるにしたがって、家の中のものがなくなっていきます。ねこのよもは心配でたまりません。釣りに行く約束も忘れられてしまうのでは、ゆうじさんが戻ってこなくなってしまうのでは…いつの間にか自分がよものような気分で読んでいました。ふと、よもとの約束を思い出し、戻ってきたゆうじさんとよもに静かな時間が流れます。このシーンはすてきでした。「忙しい」「忘れる」はどちらも心を亡くすと書きますが、心を亡くすと周りのものも消えてしまう…ちょっと背筋の寒くなるお話でした。2012/05/26

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