内容説明
キャレラは自分の耳を疑った。本当に嬉しいよ――弁護士フレッチャーは妻サラーの刺殺死体を見てこう言ったのだ。犯人はあっさりと捕まり、麻薬を買う金欲しさに襲ったと自供した。しかしキャレラはフレッチャーの言葉が忘れられなかった。異様なほど挑戦的なフレッチャーの態度の裏には?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
koo
8
久々に87分署シリーズを読みたくなって手に取った27作目、正直「警官嫌い」と「キングの身代金」以外全くあら筋を覚えていないんで初読かも。序盤早々に犯人逮捕、犯人のモノローグ的尋問も終了というかなり異色の展開でキャレラと被害者夫の弁護士フレッチャーとの虚々実々のやりとりが読みどころ。犯人像や動機がシリーズでは珍しいかもしれませんが自分はあまり納得できない幕引きでした。幕間のキャレラとテディと子供達のシーンやクレアが死んだ後のクリングの恋愛事情、マイヤーとクリングの馬鹿なやりとりは懐かしかったです。2025/04/21
bapaksejahtera
3
テーマは弁護士の妻殺しである。それ自体は単純な解決をみるが、これと並行した事件(やや締まりなく終わる)に移りマイヤーマイヤーとバートクリングの掛け合いなど慣れ親しんだ心地よさであった。読み終へるのが惜しいほどである。2019/11/20
もぐもぐチョビたん
3
87分署シリーズ♪クリスマスの雰囲気がよいね(^O^)展開は面白かったけど最後あっさりしすぎていて地味に終わった印象に。 マイヤーのブレスレットは結局インチキだったのか?クリングとシンディはこの一冊で破局してたんだね…(´-ω-`)めげるなクリング(゜◇゜)ゞ2013/04/25
たれっくま
3
ずーっと昔読んだ『警官嫌い』以来、久しぶりのエド・マクベイン。やっぱ文章が巧いなー。情景が思い浮かべやすいし無駄な表現が無くて実に読みやすい。そういやこのシリーズを元にした、渡辺謙主演の2時間サスペンスドラマを何本か観たけど結構面白かった。また作ってくれないかな。2010/08/28
いそぴ
1
強盗の仕業らしく、家で腹を裂かれて死んでいる女と妻が死んで嬉しいとキャレラに言い放つその夫との張りつめた対面から始まる。その男に感じた違和感から捜査の示す結末にキャレラは納得することができない。理性とはかけ離れた行動をとる人間の性とバートとシンディの破局を絡めて、深みがあるものの後味の悪い印象的な作品。2021/08/20
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