内容説明
世界征服寸前だった魔王デモニスは聖女アイリーンに討伐された。
頼れる配下の転生魔法で無事に復活したデモニスだったが、なんと可愛さ全振りの子猫になっており、おまけにアイリーンが飼い主になってしまう。魔王だとバレると葬られるため子猫らしく振る舞うデモニスに、戦場では凜々しかったアイリーンもデレデレ状態!
「バブちゃん可愛いでちゅね~」
「おのれ吾輩を愚弄しおって!」
宿敵に溺愛されて誇りがボロボロになりつつも、魔王軍を再建するため密かに幹部勢との合流を試みる。だが頼りの三魔将もまさかの姿に転生しており――。
憎き聖女の飼い猫『バブちゃん』となった魔王様が可愛さを武器に再起を目指す、愛され系ファンタジー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
9
四人の聖女の一人に討伐された最強の魔王が、彼女のペットである猫に転生してしまい始まる物語。―――可愛さを新たな武器とし、迂遠でも復活を目指せ。 デレデレな聖女に振り回されども力的に逆らう事が出来ず、歯ぎしりしながらも一歩ずつ、復活を目指す。だがその姿は猫であるために可愛いにつき。そんなほのぼのとした面白さがある物語であり、何も考えずに肩の力を抜いて楽しめる物語である。転生してしまったけれど何とかそろったかつての部下達。ほのぼの可愛い逆襲計画は、本当に成功するのだろうか。 次巻もあるなら楽しみである。2021/08/01
リク@ぼっち党員
2
聖女に討ち倒された魔王、聖女のペットに転生する。という設定のパンチ力はまあ悪くないと思うんだけど、そこからこの作品が何を主軸にどう進めようとしているのかがわからなかった。復讐がメインかと思いきや、動物の本能には抗えないのか結構絆されてる。それとも魔王の御旗の元に動物王国を建国するほのぼのギャグとして見ればいいのか。かと思いきや人間形態のラブコメチックな要素もあったり。とりあえずムルムルの献身さに萌えておけばOK? 2021/08/10
菊地
1
うーん、そこまで好みでは無かった。 ギャグと言うのは振り切りと思い切りが足りない。2021/12/25