内容説明
ゲームの悪役に生まれ変わっていたことに気づいた伯爵令嬢カノン。18歳の誕生日、異母妹(ヒロイン)を選んだ婚約者から婚約破棄されたカノンは、素直に受け入れ皇都に向かうことに。目的は最悪な結末を逃れ、図書館司書として平穏な人生を送ること――だったのだけれど、ゲームの攻略対象(ラスボス)である皇帝と恋人契約をすることになってしまい……!? 婚約者も義弟も上司も攻略対象で、私はヒロインの踏み台!? ご都合主義なゲームの悪役なんて冗談じゃない! 悪役令嬢のお仕事×契約ラブファンタジー。 ※電子版はショートストーリー『陛下のおしごと』付。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひぬ
25
乙女ゲームの悪役として生まれ変わったカノン。悪役になる未来を避けるため、蔑んでくる家族と極力関わらない事に決めた彼女は義母妹に婚約者を取られたのを機に、図書館司書になるべく、皇都へと向かいます。紆余曲折あって皇帝との恋人契約を結んてしまったカノンは果たして平穏を守れるのか…展開はかなり想定しやすかったですが、全体的に面白かったです。元のゲーム自体にもしっかりとした設定があり、各攻略キャラが「七つの大罪」ベースだったのは面白いと思いました。メインの皇帝はもちろん、義弟も良い味を出してると思いました。→2022/01/28
ひぬ
15
再読なので詳しい感想は割愛。やっぱり面白かったです。今はまだ恋愛成分は薄めですが、今後に期待して良いかな。何気に続刊は買っていなかったですが、これは買わねば。2023/06/08
虚と紅羽
12
主人公カノンちゃんのキャラデザ好き。黒髪美人はどうしてエッチなおねえさんか悪役ポジで、キツめだとか地味だとか不遇な扱いをされなければいけないのか。こんなに綺麗なのに。司書の作業服も好み。 姫君×皇帝はサッパリしていて甘さがなくて個人的には読みやすかった。大公閣下の件はキャラの押しが弱くて、ヘレネとか最初の方にちらっと出てきてその後ずっと出てこなったのにね……。あと義弟くん、略奪はやめときなさいよ。 後半からずっと気になってたのだが、ヘレネの名前がヘレナになったりヘレネになったり、校正さん仕事しろ校正!2021/12/04
にゃうぴょん
8
面白かったです。本好きのカノンの奮闘やルカ様とのやりとりも楽しかったです。もふもふできてて乗せてもらえるなんてジェジェ素敵です。図書館の秘密の部屋に魔導書の存在にも惹かれます。2022/09/24
ちはや
6
新刊発売(電子)前の再読。皇帝のことは覚えてたけど(もちろんジェジェたんも)嫉妬と怠惰のことは忘れてたわ。再読してよかった(笑)次はメガネだったことは覚えてる。なんの大罪の人だったかな。さて再読再読!2023/05/23