内容説明
文化財記者としての20年あまりの取材・報道を通じて得られた知見や、感じてきたことを余すことなく記した一書。
発掘調査の結果得られた数多くの文化財についても、どのように保存をして後世に残していくのか、またただ保存をするのではなく、どのように活用し学びに生かしていくべきなのか。それらに報道がどのように関わっていけるのか、一石を投じる。
目次
はじめに――なぜ文化財を報じるのか
第1章 古墳壁画の危機と文化財保存
第2章 世界遺産と陵墓問題
第3章 国際社会のなかの古代日本
第4章 邪馬台国論争は決着するか
第5章 古代史の常識を疑う