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内容説明
『徒然草』を教科書では、「無常観に基づいて人生観を綴った随筆」と教える。しかし、それだけでは読みが浅い。現代人のコミュニケーションやビジネスにも使えるヒントが満載されているのだ。たとえば、「初心の人、二つの矢を持つ事なかれ」(初心者が二本の矢を持ってはいけない)という第九十二段では、「集中力を高める」秘訣を教える。また、「偽りても賢を学ばんを、賢といふべし」(たとえ本心でなくても賢人に学ぶ人が賢人である)という第八十五段では、真似ることで技が磨かれるという。『徒然草』は上達論として読める古典なのだ。その他にも、「自分の得意技を持て」「眼力をつける」「知ったかぶりをしない」「嫌な気分を整理する方法」など、先人の智恵から多くのインスピレーションが得られる。「古典はムリヤリにでも自分にひきつけて“使う”というくらいの気持ちで迫るのがちょうどいい」と著者は語る。教科書では教えない「平成徒然草」の読み方を紹介する。
目次
序 『徒然草』の使い方
第1章 上達の秘訣(やりたいことはすぐ取り掛かる―第百五十五段 真似ることで上達する―第八十五段 人前に出て、技は磨かれる―第百五十段 ほか)
第2章 生きるのが楽になる知恵(三人の先達を持つ―第五十二段 勝手な行動が許されてしまう人―第六十段 眼力をつける―第百九十四段 ほか)
第3章 人生を深く味わう極意(大欲と無欲は同じ―第二百十七段 孤独を技にして、自らを深める―第七十五段 余韻を残す心遣い―第三十二段 嫌な気分を整理する方法―第十一弾)
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