内容説明
ウィズコロナ時代に求められる学びの創造。
新型コロナと第4次産業革命は、世界と社会を激変させ、日本の教育にこれまでに経験しなかった学びのイノベーションを求めている。
第一部 探究と協同の学びへ
第二部 学びのデザインとリフレクション
第三部 新型コロナ下における学びのイノベーション
第四部 学びの共同体のグローバル・ネットワーク
本書は、一人の子どもも一人の教師も独りにしない「探究と協同の学び」の創造と学びのイノベーションの道標を提示する日本の教育学の第一人者の最新刊。創造性あふれる改革と実践を推進するために、すべての教育関係者必読の一冊です。
(底本 2021年8月発行作品)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yanagihara hiroki
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「教師は教える専門家ではなく、学びの専門家になるべき」というのはまさにその通りだ。「探究」には前提となる知識がいるのは事実だが、現在の学校の授業はその知識を鍛える場にもなっていない以上、現在の授業形態を続けることの正当化はできない。 一方で、そもそも学び合いから知識の重要性を感じられる生徒が増えても、それを身に着けていく方法については授業外が重要となる(授業での網羅性は当然下がるので)。それを補うための「宿題」が大量になれば、それは本末転倒でもある。その辺りがどうなっているのかを引き続き勉強したい。2023/11/06
だとじう
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自分の基礎となる授業観はここにあった。2023/07/09
松村 英治
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なんだかだんだんと具体性が薄くなってきている気がするのは自分だけ…?2021/11/27
サブロー
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新課程の授業の在り方について、構想を練ろうとしていた際にこの本と出会いました。 21世紀型の授業の在り方として教え方のプロではなく学びの専門家として授業をデザインしていくことの必要性を実感しました。 学びの課題のデザイン 学びのコーディネーション(協応) 学びの洞察と省察(リフレクション) 理解+探究 共有の学び+ジャンプの学び これらの重要項目をクリアできているか検討したい。 また世界が先駆けて探究的な学習を進めていることに対しての危機感を覚えました。2021/11/11