内容説明
スマートフォンやSNSの普及で情報過多時代に突入し、メディアを取り巻く環境は激変した。フェイクニュースやフィルターバブルといった新たな問題が山積するなか、社会に伝えるべき情報と見解を的確に流し、情報の受け手に思考を促すジャーナリストという仕事が担う役割は大きい。本書では、安倍政権の「桜を見る会」問題などを追及した「毎日新聞」の現役記者が、豊富な経験からジャーナリストの仕事内容と心構えを解説する。
地方支局で警察署回りをした新人時代から、警視庁の記者クラブに所属して他社と特ダネ競争を繰り広げた社会部時代、兜町で証券会社や銀行を取材した経済部時代、長野支局で体験した松本サリン事件の顛末、海外赴任、そしてデジタル時代に求められる新しいジャーナリスト像まで、著者のジャーナリスト人生をなぞりながら豊富なエピソードとともに解説する。
「政権の監視役」であるジャーナリストとして第一線で活躍する著者が、新人時代の苦労から「桜を見る会」問題の取材過程まで現場の実情を余すところなく語る、志望者は必読の入門書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
5
ジャーナリストのリアルな日常や心構えを知ることができる。2023/11/27
チェアー
4
いいジャーナリストは悩み、失敗し、反省する。 2021/08/02
Go Extreme
2
ジャーナリストという仕事: 現場に行く 山道を運転する ネタを取る 組織を知る なぜジャーナリストになったのか: 国境で見た風景 行ってみないとわからない 松本サリン事件の教訓 事件記者として: 七社会という記者クラブ 「抜かれる」つらさ 経済を取材する: 学びの場 ラストバンカーの眼光 霞が関という空間 アメリカという教室: ベースボールが映す平等 これからのジャーナリズム: 激変した新聞の環境 動きが鈍かった新聞業界 統合デジタル取材センター 発信してこそのジャーナリスト2021/07/31
しまふくろう
1
おもしろかったー、アメリカ行きたいなー。 就活生向け感がすごかった。よかったよかった。2022/02/14
梅201
0
'91年入社の毎日新聞記者によるジャーナリズム論。支局や警視庁担当、経済部、さらにアメリカで、どのような日常を送っていたかが中心なので読みやすい。またネタが集まる記者は、担当する組織に通じ、『人事を抜く』記者だという指摘はまさに報道の記者ならではか。そしてデジタル時代においては署名で記事を書き、SNSなどを通じて世に広めるまでが仕事だと主張する。もちろんスマホで情報収集できる時代になっても、著者が初めて長野県版のトップを飾ったネタが山奥の駐在さんからもたらされたように、足を使った取材はやはり必要なのだろう2026/01/02
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