ハーパーコリンズ・ジャパン<br> チェスナットマン

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ハーパーコリンズ・ジャパン
チェスナットマン

  • ISBN:9784596541598

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内容説明

バリー賞新人賞受賞!

デンマークを震撼させる連続殺人事件。
手首のない死体の側には、
“栗の人形(チェスナットマン)”が残されていた――

「1ページ目から鷲掴み!」
 ジェフリー・ディーヴァー

Netflixドラマ原作の絶賛北欧ミステリー!


〈ニューヨーク・タイムズ〉〈カーカス〉〈ライブラリー・ジャーナル〉ベストブック・オブ・ザ・イヤー選出!


リアルな登場人物、秘密と欺瞞に満ちたストーリーに
巻き込まれ、ラストまで目が離せない。
警察小説としても第一級。今年の本命作品。
――ジェフリー・ディーヴァー

スティーグ・ラーソンを思わせるアドレナリン全開の
スリラー。一言一句見逃せない。
――A・J・フィン

コペンハーゲンで若い母親を狙った凄惨な連続殺人事件が発生。
被害者は身体の一部を生きたまま切断され、
現場には栗で作った小さな人形“チェスナットマン”が残されていた。
人形に付着していた指紋が1年前に誘拐、殺害された少女のものと知った
重大犯罪課の刑事トゥリーンとヘスは、服役中の犯人と少女の母親である
政治家の周辺を調べ始めるが、捜査が混迷を極めるなか新たな殺人が起き――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のぶ

112
本作はデンマークの作品だが、他の北欧ミステリーの多くに似て、陰惨なシーンが多い話だった。若い母親を狙った凄惨な連続殺人事件が発生し、被害者は身体の一部を生きたまま切断され、現場には栗で作った小さな人形“チェスナットマン”が残されていた。捜査にあたるのは、トゥリーンという女性刑事と、相棒のヘス。人形に付着していた指紋から服役中の犯人と少女の母親である政治家の周辺を調べ始めるが、解決にはなかなか至らない。とても長い物語だが、章が細かく区切られていて、読み難さはない。全体として読み応えのある一冊だった。2021/09/07

まちゃ

102
極上の北欧ノワール・ミステリー。面白かったです。600頁超えの大作なので読み始めるのに躊躇しましたが、複雑に絡みあうストーリーとスピーディーな展開に引き込まれました。Netflixでドラマ化されるそうなので、そちらも楽しみです。デンマークを震撼させる連続殺人事件。手首のない死体の側に残されていたのは“栗の人形(チェスナットマン)"。 コペンハーゲン警察重大犯罪課の刑事、ナヤ・トゥリーンとマーク・ヘスがチェスナットマンから犯人に迫る。2021/10/20

エピファネイア

87
688頁の大作を読み切った。バリー賞新人賞受賞作。北欧ミステリーは暗くて陰惨なのになぜか止められない。一つの章が数頁で次々と場面転換が起こるので、あと一章だけとか思っているうちにどんどんのめり込んでしまう。北欧は福祉が充実していて女性が活躍する住みやすい国というイメージがあるので、事件の凄惨さとのギャップに頭がついていかない。猟奇的なシーンが多く万人にはお勧めできないが一級のスリラーであることは間違いない。129章ではこれで完結かと思ったが、何とも不気味な最終章。これは続編があることを示唆しているのかな?2024/02/11

goro@80.7

80
次々に現れる北欧ミステリーの練達の作家たち。最後まで飽きさせず読ませていただきました。栗人形ってヨーロッパではメジャーなのか知らないけど、物語の道具としてとても強い印象を残したね。ラスト近くドアに置かれた栗人形は何とも言えず切ない。これはヘスとトゥリーンのコンビで次もあるでしょうね。二人の関係がどうなっていくのか知りたいね。2022/11/09

Apple

74
傑作ミステリーだと思いました。息つく暇なく、中だるみもせず、話が進んでゆきます。事件の真相も衝撃的でした。児童虐待というテーマが事件の背景にあって、なかなか辛い気持ちにもなりました。栗人形の存在が事件をなんとも不気味に盛り上げていました。長い本だし腰を据えて読むつもりが、意外とあっという間に読んでしまったような心持ちがしました。2021/09/28

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