DX戦略立案書 - CC-DIVフレームワークでつかむデジタル経営変革

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DX戦略立案書 - CC-DIVフレームワークでつかむデジタル経営変革

  • ISBN:9784561267461

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内容説明

米名門校でDXを教える権威が書き下ろした、テキストの決定版!

ここ1、2年でDXすなわちデジタルトランスフォーメーションが注目され、「DX」とタイトルに 入った本も次々出版されている。 デジタルトランスフォーメーションとは、AIやビッグデータなどの新しい技術を、今までのように小手先の手段として導入するという考え方ではない。それらを最大限に活用、また市場の革命的な変化に対応すべく、企業の固有の風土や業務プロセスなど、企業のありようからゼロベースで見直し、新しい価値創造へと向かい、新しいビジネスモデルを確立することを意味する。

本書は、ビジネススクールのトップ校の一つであるコロンビア大学大学院でファカルティを務め、デジタル経営の実務分野で世界的な権威である著者が、この分野における10年に及ぶ研究と教育、コンサルティングの実績に基づき執筆しており、顧客市場Customers、競合他社Comtetitors、データData、革新性Innovation、顧客価値Valueの5つの要素 (CC─DIV)に分解しながら、求められるデジタル戦略を解説する。

既刊の類書が戦術論にとどまっているところが多いところ、本書は分かりやすいフレームワークを導入し、目まぐるしく上書きされていくデジタル環境に対し、それを先取りして取り組むプロアクティブな自己変革をどのように進めるのかに焦点を当てており、長く教科書、また基本図書として評価される本となろう。読者の戦略思考は、本書によってグレードアップされるのである。

目次

第1章 デジタル経営変革に関する5つの領域:顧客、競争、データ、革新、価値
第2章 顧客ネットワークを活用する
第3章 製品だけでなくプラットフォームを構築する
第4章 データを資産に変える
第5章 スピーディな実験で革新を起こす
第6章 価値提案を時代に適応させる
第7章 破壊的なビジネス・モデルを使いこなす
結論

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たくみくた

5
3冊目。DX推進PJに関わる中で読了。DXは単なるデジタル化ではなく、テクノロジーを使っていかに戦略を考えるかということ。その際に考える視点と重要なのが、CCDIVである。(customer同士が繋がる、competitorの垣根がなくなる、dataをいかに利活用するか、innovationを起こすためにいかに小さく実験繰り返すか、valueを発揮するために、誰にどんな価値を届けるのかを再考する)2021/01/11

yyhhyy

2
学者による教科書的な話。どこかで聞いたこのある例が並び技術的な話なく、DXというより昨今のマーケティングの整理という内容2021/03/09

fukurou3

0
典型的な欧米MBAの教科書風で、従来のマーケティング(ストラテジー)を現代風にアップデートしてデジタルで味付けした感じの本。あくまでも「戦略」なので、技術論や方法論のような「戦術」の本ではない。そのため実務にそのまま役立つものではない。では、意味がないのかというとそうではなく、世界でDXはどのように考えられているかがわかり、頭の整理になる。デジタルは技術系のものと考えられがちだったり、仕事にどう当てはめるかという点で近視眼的になりがちだが、経営視点でDX「戦略」(DXそのものではない)を俯瞰できる。2022/03/02

いっぱい読む蔵

0
DX(デジタル経営変革)に関する時代の流れ、事例について詳しく記述している。よって、ビジネスで流行語のように話される“DX”について、正しい文脈を理解したり意図を汲み取ったりするのに役立つと思われる。また、豊富な事例に基づき記述されているため大変読みやすい。そのため、仕事でDXという言葉に興味を持った読者に入門書としてお勧めできる本である。一方で、本書で紹介されている手法・ツールに関してはやや表面的な解説に留まることや価格が高いことを踏まえると、DXについてある程度学習済みの人にはお勧めしない。2021/10/18

tsk

0
DXに関わる仕事をしている割に、よく知らない(しかも国内外で定義が違うっぽい)ため、オリジンたる洋書のDXの本として読んだ。教科書感は強いのは他の方が述べている通りだが、場所に入った時に読むのには良いのではないか。よく言われる「DX(あるいはデータ解析)は最適化には良いが、全く新しいアイディア創出には向かないのではないか」という問いへの回答が5章で述べられていたり、コンテクストというデータの資産化で知らなかった考え方が提示されていた事、7章におけるクリステンセンのイノベーション論の更新辺りが面白い。2021/10/03

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