心がやすらぐ、お別れの心得

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心がやすらぐ、お別れの心得

  • 著者名:枡野俊明
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 廣済堂出版(2021/12発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784331518052

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内容説明

世界的に活躍する禅僧・枡野俊明住職が贈る、「悲しみ」から乗り越えるための「禅の智慧」

私たちは生きているかぎり、大切な人とのお別れ、「死」からは避けられません。
大きな苦しみや、抱えきれない悲しみを、どう乗り越えていけばいいのか――。

どんなに深い悲しみも、私たちには乗り越えていく力がある、ということを、禅は教えてくれます。禅の教えが、何ごとにもとらわれずに生きる幸せを見つけてくれます。

穏やかに逝くために、温かく送るために。
丁寧に生きるための、心の智慧を紹介します。
・「四十九日」が、故人とともに修行をする期間です。
・「卒哭忌」までは、涙が涸れるまで泣いてもいい。
・悲しみにとらわれて、孤立してはいけません
・後悔や自分を責める気持ちを捨てる努力はいりません。でもそれに縛られてはいけないのです。
・モノに心を許してはいけません。
・個人の「残心」にも思いを寄せてみる。
・どんな悲しみからも救ってくれる「時薬」を持っていない人はいません。

肉親や大切な人との死「お別れ」をいかに受けいれるか。
その悲しみや苦しさは、どうすれば癒されるのか。
その答えを出した人間は誰もいません。
私もひとりの僧侶として、ずっとそれを考え続けてきたような気がします。
けれども、ほんの少しのヒントには出会ってきました。
その小さな欠片(かけら)をかき集めることで、もしかしたら、少しだけ心を癒すことができるかもしれない。
そのような思いから、本書をしたためることにしました。
そんな小さな癒しの欠片を、あなたに贈ろうと思います。
(「まえがき」より)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

assam2005

30
「また今度」があると思っていました。それが最後になるなんて思っていませんでした。次がある保証はないのだと思うほどに、今その瞬間を大切にすべきだったのだと思いました。つい先日、友人とお別れをしたばかりで、思いが行き先を見失っていました。生きた年数や亡くなり方ではなく、死を受けとめ心穏やかに供養することしかないのだとわかってはいても難しいです。悲しむことは当たり前、感情を留めてはいけないだけ。そして、大切な人を亡くし悲しむ人に、周りができることは言葉をかけることではなく、悲しみに浸れる時間をあげるだけ。2017/10/21

マーブル

5
1週間前に義父が亡くなった。  1ヶ月間の入院で、でも、まさか亡くなるなんて。我々も思ってもみなかったし、本人だってそうだろう。  80歳を過ぎれば、いつ亡くなってもおかしくはない。そうは思っていても、それが今とは思えない。そう言うものなのかもしれない。 何かしら、助けになる言葉はないか。 そんな思いで取りだした数冊の本。本当に、近しい人の死を体験してしまうと、空々しく見えるものもある中で、本書は乾いた喉に飲む白湯のような優しさを湛えていた。 2018/07/23

愛理ちゃん88

5
ページのどこを開いてもスーッと入ってくるのが枡野禅師の言葉。お盆の京の日に巻末の言葉をあげる。「愛する人を、心から見送りたいと思うあなたへ、いい死に方・悪い死に方。それは生きている人間が、勝手に決めるけていることにすぎません。死に方に、良し悪しなどありません。幸福な人生だったね、と見送ってあげること。それが亡き人たちを弔うということです」2014/08/15

3
この本は、愛犬が亡くなって力を落としていた伯母さんにも送りました。入居者様にも貸したところ、ためになる本だねと喜んでいただけ…。お薦めします。2016/04/30

かんな

2
迷惑かけられないから(-_-;)片付けます。遺すのは思い出だけ。2017/01/20

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