ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 悪童たち 上

個数:1
紙書籍版価格
¥990
  • 電子書籍
  • Reader
  • 特価

ハヤカワ・ミステリ文庫
悪童たち 上

  • 著者名:紫金陳【著】/稲村文吾【訳】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 特価 ¥594(本体¥540)
  • 早川書房(2021/07発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784151846519

ファイル: /

内容説明

ひと気のない静かな山中。男は邪魔な義理の両親を殺した。それは完全犯罪になるはずだった。だが、その決定的瞬間を三人の子供が目撃していた! 彼らは男を恐喝しようとするが……。二転三転していくストーリーと、息もつかせぬサスペンス。華文ミステリの新境地にして、チャイニーズ・ノワールの傑作が登場!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

325
過激というかえぐいというか、登場する子供たちの育ちが悪い笑 嫌がらせの発想もお下品で、なんだこの民度の低さは?と軽く衝撃。中国も田舎の方に行くとこんな感じなのか?いちおうシリーズ物ではあるらしいけれども、上巻読んだだけでもシリーズ物にする意味はあまりなさそう。『その女、アレックス』のような、ちょっと浮いた作品になるのだろうか。ここまでのところは特に意外性もなく順当に物語が進んでおり、犯罪小説としての緊迫感ある雰囲気は〇。下巻で予想の斜め上をいく展開を期待したい。2024/08/19

starbro

194
チャイニーズ・ノワールの傑作、中国の東野圭吾と言うことで興味を持ち、読みました。紫金陳、初読です。上巻は、面白く快調に飛ばし、一気読みでした。続いて下巻へ。トータルの感想は下巻読了後に。 https://www.hayakawabooks.com/n/n571ae91f6c5c2021/09/15

こーた

178
事故に見せかけた殺人。それは入念に計画され、完全犯罪となるはずだった。偶然近くにいた少年たちのカメラに、その瞬間が映りこんでさえいなければ。とある事情から、子どもたちは通報ではなく、強請りの道を選択する。裡で起こるもう一つの事件、そしてさらなる殺人が…。運びはやや強引で、はじめのうちは慣れない読みにくさもあるが、そんなことはやがて気にならなくなり、緊張感のある駆け引きに、グイグイ惹きこまれる。つか中国、烈しいな。。殺人犯も少年も、やがて登場する探偵役も、いずれも数学者なのが良い。さてさて下巻はどうなる。2023/06/11

榊原 香織

136
上下巻の上 チャイナ・ノワールというか、子供が主人公のハードボイルド。 心がささくれ立つような。面白いけど。 今の中国って、こんなに人心荒れてるのか。中国南部で車に何度も轢かれて死んだ女の子のニュース思い出した。 これからどうなるんだろう。2024/10/14

モルク

92
母親と二人で暮らす秀才ではあるが性的に幼い中2の主人公の元に幼なじみの少年とその妹分が孤児院から逃げてくる。3人で出かけた観光地の山で動画の撮影をしたところ偶然男が義父母を突き落とし殺害する場面が写っていた。男を脅し金をせしめようとする3人。うまく行くのか?そして更なる事件が…。中国社会の胡散臭さ、子供たちそして男も女も口汚い。人前で罵りあい、掴み合いという光景は日本ではお目にかかれない。相容れない中国文化、風習にも関わらず翻訳ものとは思えないほど読みやすく面白い。下巻でどのような展開になるのか楽しみ。2025/03/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18058401
  • ご注意事項

最近チェックした商品

 

同じシリーズの商品一覧

該当件数2件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす