内容説明
〈あらすじ〉
現代世界に存在が許されない、謎の生命体『妖魔』。
偶然、その存在を知ってしまったがために、乙葉浩介たちの周りでは、さまざまな出来事が起こり始めます。
そんな中、築地祐太郎が妖魔の襲撃を受け、さらに乙葉浩介も謎の獣人の攻撃を受けてしまうという事態が発生しました。
『異世界の商品を売買できる』スキルを駆使して現代を生きる魔術師となった高校生の、ちょっとバトルなハートフル・コメディストーリー。
〈著者からの一言〉
みなさんご無沙汰しています。無事に二巻も刊行されることになりました。
あちこちに出現する妖魔、妖魔、とにかく妖魔。おかげで主人公・乙葉浩介は心も体も休まる暇がありません。
せっかく手に入れたチートスキル、そして明るく楽しい高校生活はいったいどこへいったのやら。乙葉浩介はバラ色の高校生活を、果たして取り戻すことができるのか!!
ちなみに作者は、そんなぬるま湯は認めません。もう少しだけ、せめて五巻までは苦しんでもらいたいと思っています。
それでは、三巻でまたお会いできたらいいなぁ(切実)。
目次
第一章
後悔先に、覧古考新(教えて、綾女ねーさん)
類は友を慧可断臂(加護とは何か?)
秋茄子は珍味佳肴(ご賞味ください異世界を ?)
人の振り見て八面六臂(なんとなく錬金術)
牛に引かれて博学審問(学校に行こう、妖魔だらけだけど)
火のないところに曲突徙薪(学校の怪談というか妖魔退治)
第二章
因果応報、石をも穿つ(トイレのイケボさん)
本末転倒、我が振り直せ(妖魔派閥新たに)
傲岸不遜に油を注ぐ(出たな第六課)
一念発起、福と為す(どうせなら国ごと巻き込むのもありだよね)
枕戈待旦、産むがやすし(三人目の覚醒と)
質実剛健、見て地獄(異世界ならドラゴン肉でカレーっていうのはお約束展開?)
剛毅果断、なれども波高し(新装備と斜め向こうの展開と)
危急存亡、空念仏?(シリアス展開でも、本人たちが知らないと茶番?)
四面楚歌には旅をさせろ(マジックショーのその前に)
疑心暗鬼は鬼も食わない(文化祭の攻防)
第三章
頭髪上指で万骨枯る(妖魔襲撃)
用意周到、軽んずべからず(用意周到ぐらいが丁度いい)
以心伝心、盗泉の水を飲まず(敵の敵は味方という見方もある)
豪放磊落、糾える縄の如し(ガチ妖魔の強さは、今までの妖魔の何倍?)
閑話休題、筆のあやまり(相談と、ぶっちゃけるぜ要先生)
泥船渡河、山を移す(シフトを決めよう、俺アタッカーな)
疾風迅雷、田作の歯軋り(焼き鳥って止まらなくなるよね)
急転直下の小田原評定、剃刀の刃を渡るが如し
書籍化特典SS
とある妖魔たちの日常
帰ってきた、カナン魔導商会の事情