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内容説明
世界を知れば、常識を疑うことができる。
海外に出たい、外国を見てみたいという若い人が減っているようです。コロナ禍の前から留学者数は減っていましたが、コロナ禍で留学どころか旅行もできなくなり、世界を見たいという人はさらに減ってしまったかもしれません。
でも、内向き志向になってほしくありません。
外の世界に関心を持ち、知ってほしい。コロナ禍が収束したら、海外に出てほしいのです。
それはなぜか。例えば、あなたが常識だと思っていることが、常識ではないのだとわかります。例えば、世界には美術や音楽、体育の授業がない国があるのですが、知っていましたか?
また、海外に出ると、自分の国のことを意外に知らないことに気づきます。そのことに気づくと、自ずと歴史をはじめとした勉強をしたくなるでしょう。
さらに世界には、10代で社会を動かした人がいます。別に特別な人ではありません。どこにでもいるような人が、あるきっかけで勇気をもって行動を始めたら、世の中が動いたのです。
世界に出て、さまざまな考え方を知ると、生き方が変わってきます。今の人生を力いっぱい楽しもうという意欲も湧いてきます。
この本をガイドにして、世界に目を向けてみませんか?
(底本 2021年7月発行作品)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
89
中高生向け、現代史解説と世界に目を向けようと啓発する本。このまま教科書に載っててもいい[第1章︰世界は広くて多種多様]池上さんのプロフィール。日本の投票やりかたは珍しい。コロナ対策[第2章︰日本は世界からどうみられている?]中古車の生産地。メイドインジャパンはウォークマンから。反日と親日。ODAやJICAについて。中村哲さん[第3章︰世界の若者を見てみよう]マララさん、グレタさん、周庭さんについて[第4章︰世界を読み解くための学び方]今は海外に出るための準備期間。アウトプット意識。地図を見る。多用性を尊重2021/12/28
ごへいもち
21
読みやすく面白く読みました。両国高校附属中学のレベル高い2021/09/05
mintia
17
本書は東京都立両国高校附属中学校での講演をもとに作られた。若者向けだが大人が読んでも学びはある。マララ・ユスフザイさん、グレタ・トゥーンベリさん、周庭さんと同じ時代に生まれた若者たちを羨ましく思った。2021/11/08
なま
13
★4.5 なぜ世界を知るべきなのか?現在の混沌とした社会情勢や政治、本書はその理解の手助けになる一冊。世界を知ると自分には関係ないと思っていた事が身近だったり、大きな影響を受けているとわかる。世界の紙幣から見える事、成功する前の失敗の歴史、北方領土をロシアでは「南クリル諸島」と呼ぶ違う立場にいる場合の呼び名や視点、世界を知る為の術を丁寧に綴る。生き字引の様な池上解説は理解しやすく、更なる探求をする為の初期情報収集に優れている。「メメント・モリ」はラテン語で「死を忘れるな」の意。
かお
9
世界情勢をほぼ知らない私には、入口として良い本でした。歴史は、現代史から勉強すべきだなと思った。日本も加害国だとは知っていたけど、オーストラリアも攻撃していたとは知らなかった。借金国なのに、なぜ沢山の国に寄付をしているのかも初めて知った。 マララさん、グレタさん、周庭さんについチラッとしか知らなかったので、分かりやすい説明で知ることが出来て良かった。 インプットは人に教えるつもりでやるという考えは、参考にしたい😊2023/10/04