内容説明
1872年、フランス海軍士官としてタヒチを訪れ、島の女王の寵遇を得たピエール・ロチは、現地の美しい娘ララフと出会い、楽園的で牧歌的な恋を織りなしていくが…発表当時大当たりした、異国趣味あふれる悲恋物語。
著者等紹介
ロチ,ピエール[ロチ,ピエール][Loti,Pierre]
1850年、フランス西部の港町ロシュフォールで生まれ、1923年に没す。本名はルイ=マリ=ジュリアン・ヴィオー。十七歳で海軍士官学校に入り卒業後、海軍士官として遠洋航海に出て見聞を広げるとともに、立ち寄った先々で多くの恋愛を体験して小説の題材とした。日本へも二度やって来て、滞在経験をもとに『お菊さん』『秋の日本』といった作品を書いている。1879年、イスタンブールを舞台にした小説『アジヤデ』で作家デビュー。その後、精力的に執筆を続け、生涯に四十篇もの作品を残した
黒川修司[クロカワシュウジ]
1957年、札幌市に生まれる。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。現在、英知大学文学部国際文化・言語学科准教授。専攻、二十世紀フランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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