講談社文庫<br> コンビニなしでは生きられない

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講談社文庫
コンビニなしでは生きられない

  • 著者名:秋保水菓【著】
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 講談社(2021/07発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065236826

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内容説明

ミステリ作家・西澤保彦氏、べた褒め!
「ご近所(コンビニ)に“本格魂”続々入荷中! コスパ最高の謎解き劇場がここに」

謎解き鮮やか、仕掛け重厚の第56回メフィスト賞受賞の青春ミステリ!

大学を中退した白秋。彼の居場所はバイト先のコンビニだけだった。その平穏な日常を引っかき回す研修生が入店。店内で連続する事件にやたらと首を突っ込む女子高生の深咲だ。教育係の白秋は彼女の暴走する謎への好奇心に巻き込まれ、店の誰もが口を噤む過去の連続盗難事件の真相を推理することになり……。

コンビニの「謎」と「あるある」にとことんこだわり、他の追随を許さない秋保水菓のデビュー作、ついに文庫化!

目次

第一章 コンビニ強盗から始めましょう
第二章 傘は返さないといけないんです
第三章 このコンビニから消えた女の子を覚えてる
第四章 モノクロコンビニズム
第五章 黒幕の向こうの会計
第六章 黒白の時間
第七章 コンビニなしでは生きられない

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シナモン

127
コンビニを舞台にした軽めな内容かと思ったら意外に重めだった。コンビニ店員さんの仕事とか裏事情は興味深かった。まぁまぁ楽しめました。2021/10/18

よっち

40
大学生活に馴染めず中退した19歳の白秋が、バイト先のコンビニに研修でやってきた女子高校生の黒葉深咲と次々と起きる謎を解いてゆく青春ミステリ。店から逃げ出さない強盗、繰り返しレジに並ぶ客、売り場から消えた少女といった事件が起きるたび、彼女の暴走に翻弄されながら謎を解き明かす白秋。やや強引な謎もありましたがテンポの良い二人の謎解きは楽しくて、伏線を回収しながら見事に繋がってゆくほろ苦い背景と、それを乗り越えて迎える結末にはぐっと来るものがあって、何より著者さんの深いコンビニ愛が感じられた作品だったと思います。2021/08/13

三代目けんこと

37
最初、タイトルもあまりパッとせず、知らない作家先生だし(スイマセン…)、期待値は低かったが、結構相性良かった。さすがメフィスト賞受賞作。2021/09/24

うまる

36
メフィスト賞。コンビニが舞台の日常系連作ミステリ。個々の謎はやや強引な所があるものの、大筋の流れと終盤の収束が良くできていて面白かったです。金勘定好きとしては、金種で推理する部分が特に楽しかったです。お客さんだけじゃなくて、店員にとっても拠り所であるコンビニという、せつなく深い話が盛り込まれているのも良かったと思います。 ヒロインが某霊媒さんの様なあざとかわいい感じなので、好き嫌い割れそうです。このキャラを受け入れられないと、終盤が茶番に感じる可能性もあるかな…。2021/08/18

mayu

23
メフィスト賞受賞作。タイトルが気になり購入。大学で挫折し、中退してバイトをしている白秋の働くコンビニ'ソンロー'が舞台。 コンビニの新人、ミステリー好き高校生の黒葉のくるっと回って『ミステリーさんがお越しになりましたね』と言うキュルルンキャラの感じにおぉ…と、とまどった。 コンビニ内で多発する事件の真実には驚き、まだ何かあるのかと先が気になる展開。『コンビニなしでは生きられない』という言葉の意味がわかった時、せつなくなった。キャラの強さが少し苦手で、進みがもたつく感じが残念だった。2021/07/25

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