疾病捜査官――感染症封じ込めエキスパートの事件簿

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疾病捜査官――感染症封じ込めエキスパートの事件簿

  • ISBN:9784622090168

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内容説明

「疾病捜査官」の任務は感染症を封じ込めること。世界中のアウトブレイク究明・制圧に携わるCDC実地疫学専門家の体験とその教訓。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

belier

2
疫学専門家が世界各地で発生した感染症アウトブレイクに対応した現場の記録。2016年に原書は刊行された。サル痘、エボラ出血熱、炭疽菌テロ、SARSなどの封じ込めに取り組んだ経験のある著者は、パンデミックが起こり得ることを警告していたが、2020年からその通りになったわけである。著者は問う。途上国の農村で細菌説を知らず呪術を信じている人たちと、最先端都市に暮らしてはいてもインチキ情報に埋もれている人たちでは、どちらのほうが不合理化かと。このことは感染症に限らず、戦争でも災害でも現代人の課題と思われる。2022/06/02

shizuka

1
疫学のスペシャリストのわかりやすい感染症についての著書として興味深く読めた。 科学と慣習、似非科学、外来種ペットの危険、貧富の格差と防疫など、様々な問題について感染症対策の現場に立つものとしての経験と考えがわかりやすく書かれているのがよい。2022/06/24

シェリ姉

0
図書館本。エボラ出血熱、サル痘、炭疽菌テロからSARSまで、様々な病原体や感染症の封じ込めの現場を振り返る事件簿。裏表紙にあるようにCOVID-19以前からパンデミックは紙一重だったことがよくわかる。 災害時疫病対策が大切な事や、アウトブレイクやエピデミックの混乱の中で偏見や先入観なく見極めることがどれほど大変か、コロナ禍で身に染みている今はよくわかる。専門用語や知識の不足、英語圏特有の(?)言い回しで読みづらい所もあったが公衆衛生がどのように構築されどんなこと重要視するのか等興味深く楽しい1冊でした。2022/09/17

Pintail

0
☆☆☆☆☆2021/11/01

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