河出新書<br> 一日一考 日本の政治

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河出新書
一日一考 日本の政治

  • 著者名:原武史【著】
  • 価格 ¥1,089(本体¥990)
  • 河出書房新社(2021/07発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309631332

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内容説明

一日一つ、全366人の文章を選び、その言葉が日本の政治にとってどんな意味を持つか、いまの体制とどう繋がっているかを考える。政治家や研究者のみならず、作家、市井の言葉まで。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

87
日本の政治に関する文章などを366篇集めたものです。書き手は様々な分野の人々すなわち作家や歴史上の人物、外国人など多岐にわたっています。ただ単純に集めたのではなくそれらの人々が書いたりしゃべったりしたものの中から政治に関係する文章だけを抜き出したということは大したものだといわざるを得ません。2021/11/02

ころこ

38
1日ひとり、その日にゆかりのある人物だったりそうでなかったりする文章を引き、コメントを付す。1ページに収めて366ページで構成されています。例えば1月4日の福田恒存は、前近代人によって近代はつくられた。近代とは、という問いを考えるひとにとって、これは慧眼です。同様の構図が今まさに当てはまっていることに気付く読者もいることでしょう。テーマを設定して論じる本ではないので、あるテーマを考えることを期待する読者には不向きです。広く薄く、リファレンスとして。4月13日の東浩紀の見開きにルソーがいて、ネグリとハートの2021/08/02

おっとー

13
天皇、軍人、思想家、宗教家、運動家、作家…身分も所属も思想も性別も様々な人々の一言から政治について考えていく。史料に制約がある中で、女性の一言が比較的多いことも特徴的だし、時にはこんな人がいたんだ…と驚きその人生に想いを馳せることもある。ここまで多様な一言を取り上げ、かつその掲載日にちなんだマイナーな出来事に絡ませるのはまさに筆者の面目躍如。正統派の政治や歴史だけでなく、周縁の多様な人々の生き様を、一言を通じて炙り出していく。2022/02/08

skr-shower

3
他地区図書館本。パラパラと。余裕があれば再読?2021/10/25

ぱリ

2
放送大学 原武史教授「日本政治思想史」「空間と政治」を受講したので、本著でより理解が深まった。最も印象に残っているのは、3月17日ジョージ・オーウェル「過去は現在の情況に合致するように変えられる」。公文書が改竄されるような現実を、私たちは絶対に許してはならない。2022年9月27日安倍元首相の国葬の日に。2022/09/27

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