内容説明
江戸の庶民の食べ物をカラーのイラスト付きで季節ごとに楽しく解説。
ユネスコの無形文化遺産に登録された和食の原点がここに凝縮! 四季折々の旬の食材を活かした料理や年中行事のための料理など、暮らしの中の日本の食がよくわかる一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
25
食べ物の説明も良かったが、嬉しそうに食べている挿絵が幸せな気分にさせてくれた。2018/08/29
ナディ
6
軽妙な文章で、読みやすかった。面白い。2014/05/28
山山
5
さっと読み。生卵 醤油の雲に黄身の月だかいう句が素敵。タコを居酒屋の軒先に吊るしててどんどん削られてくという描写は時代劇なんかでさりげなく背景にあれば面白そう。2016/11/03
neconeconeco
3
最近好きになった時代小説で、その中でも最も興味のある“食”についての本。雑学本は短文かつ多項目なので、頭のスイッチの切り替えが頻繁で、同じページ数でも小説を読むより時間が掛かる。けれども食べ物の話故か、意外にサクサク進む。紹介されているほとんどの食材と料理は、驚くべきことに現在でも日常的に食されている。それに、江戸の人々は語呂合わせで多くの食べ物に縁起を担いでいた。食材の保存方法が限られる中、“季節や旬の物を食し、年中行事を重んじる”という、自ずと理に適った生き様が粋だな~。“玉子のふわふわ”が気になる。2016/01/17
6だ
3
守貞漫稿や料理物語を底本に川柳なども引きつつ、当時の食材・料理を季節ごとに紹介。冒頭から八百八町は実数的表現じゃないだろとか最後でも白米ときらずは掲載するなら季節問わずという形にすべきじゃないかとか思う処は色々あるけど、筆者自身が料理法を幾つか実際に試していたり、参考文献もきちんと紹介してるのでそこから辿りたくなる等の読後への楽しみも含めて、古典落語好きや時代劇・時代小説好きな人なら読んで損はない感じ。一応私は定価分は楽しめました。2014/04/01
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