創元推理文庫<br> 星砕きの娘

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創元推理文庫
星砕きの娘

  • 著者名:松葉屋なつみ【著】
  • 価格 ¥950(本体¥864)
  • 東京創元社(2021/07発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784488535070

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内容説明

鬼が跋扈する地、敷島国。鬼の砦に囚われていた少年鉉太は、ある日川で蓮の蕾と刀を拾う。砦に戻ると、驚いたことに蕾は赤子に変化していた。蓮華と名づけられた赤子は、一夜にして美しい娘に成長する。彼女がふるう刀〈星砕〉は、人には殺すことのできない鬼を滅することができた。だが、蓮華には秘密があった。〈明〉の星が昇ると赤子に戻ってしまうのだ。鉉太が囚われて七年、都から砦に討伐軍が派遣されるが……。鬼と人との相克、憎しみの虜になった人々の苦悩と救済を描いたファンタジイ大作。第四回創元ファンタジイ新人賞受賞作。/解説=乾石智子

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

22
魔の化生、鬼の跋扈する地、敷島国。幼い頃に鬼に浚われ て囚われの身となっていた豪族の跡取り・弦太が、蓮の蕾から変化した赤ん坊・蓮華と運命の出会いを果たす和風ファンタジー。囚われて七年後、美しさと強さを兼ね備えた娘に成長した蓮華と弦太が迎える転機。弦太が後継者ゆえのままならなさを痛感する一方で、彼を慕う蓮華との間には変わらない強い絆があって、周囲の複雑な想いを絡めて二転三転してゆく激動の展開に翻弄されながらも、数奇な運命に向き合って決然と立ち向かった二人がたどり着いた粋な結末にはぐっと来るものがありました。2021/07/12

肉嬢★

21
所々、難しい言葉や漢字が出てくる度に調べて…の繰り返しで思うようにスピードが上がらなかったけど面白かった!蓮華と泉水の2人の会話も良かったし、酉白がめっちゃ良い人で好き♪♪兎馬のツンデレ加減も良かったしで、どのキャラも良かった!!2022/03/26

虚と紅羽

16
三章途中から斜め読み。 個人的には二章までがピーク。果州編からはこれじゃない感。巡りの方も買ってあったけど読まなくていいや。 本編には関係ないけど帯の読者コメント、すぐ鬼滅鬼滅言うの良くないと思う。その時点でかなりげんなりしていた。2022/04/06

灰音

12
ただの鬼退治物語だと思って読み進めていたら、徐々に戦国味が増して、また鬼退治的な話に戻っていって、絆を感じる話になった。。 最後の1ページに全て持っていかれた…泣けた。。2023/03/27

ハッピーハートの樹

11
闇落ちした鬼が跋扈する世界、だけかと思いきや巨人も出てきます。/鬼を星屑にしまくってる感じのほうが好きです。最後にもっと強悪な鬼退治見たかったです。星砕きの刀の力や、鉉太の弓の腕を派手に魅せつけて欲しかった。終盤は蓮華の成長が著しくて別人みたい。神や仏が出てくると人が陳腐に感じてしまいます。神VS神なら楽しいけど。/今度生まれ変わったら、どっちの蓮華に成長するのかな。蓮華と鉉太ほどの所縁は無いかもしれないけれど、うちの子らだって、ここを選んで来てくれたんだと思います。存在しない世界なんて考えられないもの。2021/08/20

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