グッバイ・ハロー・ワールド

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グッバイ・ハロー・ワールド

  • 著者名:北村みなみ【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • rn press(2021/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784910422015

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内容説明

WIRED日本版・人気連載に描き下ろしを加えて書籍化

ヴァーチャル空間での初恋、
地球の環境汚染で生まれた新人類、
デジタルの世界で安楽死を選ぶ夫、
移動をしなくなった人間たちーー。
テクノロジーの発展は、私たちの未来をどう変えるのか。
「WIRED」で連載された、実現可能な技術から想起された9作のSF漫画。AR、VR、MR、人工知能、デジタル・ウェルビーイング、アントロポセンなど、作中キーワードを知るための識者によるコラムも収録。本書のための新作漫画を2作品(40ページ)描き下ろし。
気鋭・北村みなみのデビュー作。

【著者】
北村みなみ
静岡県戸田村にて海と山に囲まれ育つ。現在はフリーのアニメーション作家・イラストレーターとして活動中。

目次

[ INDEX ]
3000光年彼方より
さいごのユートピア
点滅するゴースト
サマタイム・ダイアリー
終末の星
幸せな結末
リトルワールドストレンジャー
来るべき世界
夢見る電子信号


[ COLUMN ]
樋口恭介「死を生きる」
ドミニク・チェン「未来の自律性を尊重する想像力」
川田十夢「幸せな結末のスペック」
佐久間洋司「未来を観測する私たち、という読み方」
長谷川愛「未来に石を投げる」
松島倫明「未来の中心で愛を叫ぶマンガ」
小谷知也「かくも奥深きマンガ校正の世界」

あとがき

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Y2K☮

36
ありえなくもない未来を描いたSF短編集。いずれも少なからずディストピアだが、一歩前に出る勇気と決意が日々の意味を変える点は現代と同じ。同性婚には賛成するが安楽死に関しては重要な論点(施術する主体は誰で方法はどういうものか。末期じゃなくてもいいのか等)に触れていないのでやや消化不良。イデオン(最終回で人類滅亡)やバルディオス(同じく洪水で世界滅亡)、ザブングルといった往年の名作アニメを思い出させる世界観は長編でも読みたい。原発への警鐘を仄めかす「来るべき世界」も秀逸。mRNAワクチンを連想するのは考え過ぎ?2021/06/26

Mc6ρ助

13
年初からとんでもない本を読んでしまった。資源枯渇、環境破壊、はては種の衰退、滅亡、これでもかというディストピアで登場人物たちはとてつもなく明るいまぶしい。「1984」、「侍女の物語」や「ならぬ忖度、するが忖度」みたいなタイプのディストピアも北村みなみさんに書いてもらえば次代の人たちに明るい日本を残すことができるかもしれないが、それはやはり民主主義に対する冒涜なのだろう。思わず、残念、と言ってしまいたくなる、これは傑作。2022/01/01

かながわ

3
樋口さんがコメント寄せるSF漫画。すこうし既視感ある物語ながらのびのび絵で見ると楽しい。イマ確実にこれら世界に不可逆に進む事に好奇心とズルい安心感を持つ。終末の星が好き。2021/09/26

QUO

1
WIRED連載時から友人にシェアするほど好きな作品。数百年後或いは数年後に起こりうる可能性がある近未来SFの世界で、そこで暮らしながらその世界ならではの生き方を思案している姿が妙に現実的で内省させられる。祖先の世代が遺した世界を現在視点で、登場人物達が自らの最善の選択を迫られるその物語は時に残酷に時に幸福に顕れている。2021/09/01

おむらオライリー

1
現実の社会は今、様々な生活様式や価値観で溢れていてなんだか過渡期のように思える。 その中で今より暮らしやすい生活になることをなんとなく待ちながら、何かを選んだり捨てたりして生きているんだけれど、 この漫画を読むと、今手元にあるものの尊さや感情の大切さが身に沁みる。 一口には言えないテーマに対して自分なりの正解が引っ張り出されるような漫画だと感じた。2021/07/07

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